【拙訳】「白緑「Two-Card Monty」でGPニュージャージー10位入賞!」by Ian Barber(Channel Fireball)
2018年10月31日 Magic: The Gathering コメント (2) https://www.channelfireball.com/articles/green-white-two-card-monty-at-grand-prix-new-jersey-10th-place/
Two-Card Montyが訳せないのでそのままにします。いい訳語を思いついた方はぜひ教えてください。デッキは強そうですね。
~~~~~~~~~~~~~~~~
Green-White Two-Card Monty at Grand Prix New Jersey *10th Place*
By Ian Barber // 30 Oct, 2018
先週末のGPニュージャージーで10位に入りました! 刺激的な白緑のミッドレンジデッキで、私はこのデッキを「G/W Two-Card Monty」と呼んでいます。今日は皆さんにデッキリストをシェアして、デッキの動き、そして主要なマッチアップでのサイドボーディングをお伝えしたいと思います。
このデッキは2つの「2枚コンボ」が内蔵されています。
1.《大集団の行進》+《開花+華麗》
2.呪禁or破壊不能生物+《セラからの翼》
1.のコンボは、従来の白緑によく見られるパッケージです。《開花》は土地カウントできる貴重なスペルで、《行進》はカードパワーが高く、この2枚の組み合わせをパッケージするために白緑があると言っても過言ではありません。
今までの白緑デッキは先述のコンボに寄っていますが、相手がアグロだった場合にライフレースを優位にするため、2枚の《セラからの翼》がデッキに入っています。相手のデッキに応じて、どちらのコンボが有効かを的確に判断していきましょう。ゴルガリのように粘り強いミッドレンジに対しては? 相手のPWに対応しながら《行進》コンボを決めましょう。アグロ相手には? サイドボード後に呪禁オーラ戦略をとりましょう。コントロールに対しては? 素早く脅威を展開し、PWで蓋をしましょう。
7枚のマナクリーチャーで加速して、早めにカードアドバンテージを稼げるPW、《カーン》と《ビビアン》を繰り出すことで、必要なカードを蓄えながら、コンボまで生き残ることができます。
一度PWを繰り出せば、相手はPWを攻撃しなければならず、プレイヤーへの攻撃は減ります。4枚の《アダントの先兵》、2枚の《善意の騎士》、2枚の《蔦草牝馬》、そして3枚の《殺戮の暴君》は除去に強く信頼感があります。相手の《貪欲なチュパカブラ》は効果が薄く、次のアンタップフェイズまでPWを守ることができます。このデッキでは《殺戮の暴君》は極上のブロッカーなのです! PWはカードを供給し続け、相手の手札は減り続けるのです。
デッキ内の純粋な除去は2枚の《封じ込め》と2枚の《残骸の漂着》しかありません。このデッキの《漂着》は気に入っています。対戦相手は《行進》デッキ相手には数で押す必要があるので、《漂着》の効果的な局面に誘導することができます。《封じ込め》は相手の猛攻を咎めます。また、《オラーズカの供門》があることで手札の《漂着》や《行進》がバレにくくなります。
もう一方のコンボについてはどうでしょう? なぜ呪禁オーラ風のコンボが必要になるのでしょうか? まず、私はかねてより、現在のメタゲームにおける《アダントの先兵》と《殺戮の暴君》は強力だと思っていました。私が2週間前にMOPTQに挑んだ際、私のジェスカイには《先兵》に対する回答が《テフェリー》の-3能力ぐらいしかなかったのです。
青赤フェニックスがメタに台頭し、数枚の《標の稲妻》がメインにみられるようになり、また赤系デッキは《火による戦い》が引き続き採用されていて、対アグロ戦カードが対策されています(《ライラ》とか《トロスターニ》とか)。《セラからの翼》は例の2マナ域を効果的に強化して、アグロと戦えるように仕立ててくれます。《蔦草牝馬》がメタゲーム上最強とはいえず(《轟音のクラリオン》のため)、しかしアンプレイアブルとも言い切れません。アグロに対するプランとしては、まず《蔦草牝馬》を含めた呪禁クリーチャーを早期に叩きつけ、《セラからの翼》を張り付けられる盤面を整えることです。呪禁オーラパッケージは先週後半に思いつきました。サイドボードを変更するとすれば、4枚目の《イクサランの束縛》を《再燃するフェニックス》相手に採用しようと思いました。守備を固めるという意味ではいい選択肢だと思います。
■サイドボードについて
こんなところです! このデッキについて見解や意見、質問があれば、いつでも気軽にコメントをください!
Two-Card Montyが訳せないのでそのままにします。いい訳語を思いついた方はぜひ教えてください。デッキは強そうですね。
~~~~~~~~~~~~~~~~
Green-White Two-Card Monty at Grand Prix New Jersey *10th Place*
By Ian Barber // 30 Oct, 2018
先週末のGPニュージャージーで10位に入りました! 刺激的な白緑のミッドレンジデッキで、私はこのデッキを「G/W Two-Card Monty」と呼んでいます。今日は皆さんにデッキリストをシェアして、デッキの動き、そして主要なマッチアップでのサイドボーディングをお伝えしたいと思います。
Green-White
土地 23
9 《森/Forest》
5 《平地/Plains》
4 《寺院の庭/Temple Garden》
4 《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
1 《オラーズカの拱門/Arch of Orazca》
クリーチャー 18
4 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4 《アダントの先兵/Adanto Vanguard》
3 《僧帽地帯のドルイド/Druid of the Cowl》
2 《善意の騎士/Knight of Grace》
2 《蔦草牝馬/Vine Mare》
3 《殺戮の暴君/Carnage Tyrant》
その他 19
3 《開花/Flower》 // 《華麗/Flourish》
2 《宝物の地図/Treasure Map》 // 《宝物の入り江/Treasure Cove》
2 《封じ込め/Seal Away》
2 《セラからの翼/On Serra’s Wings》
2 《残骸の漂着/Settle the Wreckage》
3 《大集団の行進/March of the Multitudes》
3 《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》
2 《ビビアン・リード/Vivien Reid》
サイドボード 15
2 《トカートリの儀仗兵/Tocatli Honor Guard》
2 《蔦草牝馬/Vine Mare》
1 《封じ込め/Seal Away》
2 《セラからの翼/On Serra’s Wings》
3 《イクサランの束縛/Ixalan’s Binding》
1 《Goblin Settler》
2 《押し潰す梢/Crushing Canopy》
1 《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》
1 《ビビアン・リード/Vivien Reid》
このデッキは2つの「2枚コンボ」が内蔵されています。
1.《大集団の行進》+《開花+華麗》
2.呪禁or破壊不能生物+《セラからの翼》
1.のコンボは、従来の白緑によく見られるパッケージです。《開花》は土地カウントできる貴重なスペルで、《行進》はカードパワーが高く、この2枚の組み合わせをパッケージするために白緑があると言っても過言ではありません。
今までの白緑デッキは先述のコンボに寄っていますが、相手がアグロだった場合にライフレースを優位にするため、2枚の《セラからの翼》がデッキに入っています。相手のデッキに応じて、どちらのコンボが有効かを的確に判断していきましょう。ゴルガリのように粘り強いミッドレンジに対しては? 相手のPWに対応しながら《行進》コンボを決めましょう。アグロ相手には? サイドボード後に呪禁オーラ戦略をとりましょう。コントロールに対しては? 素早く脅威を展開し、PWで蓋をしましょう。
7枚のマナクリーチャーで加速して、早めにカードアドバンテージを稼げるPW、《カーン》と《ビビアン》を繰り出すことで、必要なカードを蓄えながら、コンボまで生き残ることができます。
一度PWを繰り出せば、相手はPWを攻撃しなければならず、プレイヤーへの攻撃は減ります。4枚の《アダントの先兵》、2枚の《善意の騎士》、2枚の《蔦草牝馬》、そして3枚の《殺戮の暴君》は除去に強く信頼感があります。相手の《貪欲なチュパカブラ》は効果が薄く、次のアンタップフェイズまでPWを守ることができます。このデッキでは《殺戮の暴君》は極上のブロッカーなのです! PWはカードを供給し続け、相手の手札は減り続けるのです。
デッキ内の純粋な除去は2枚の《封じ込め》と2枚の《残骸の漂着》しかありません。このデッキの《漂着》は気に入っています。対戦相手は《行進》デッキ相手には数で押す必要があるので、《漂着》の効果的な局面に誘導することができます。《封じ込め》は相手の猛攻を咎めます。また、《オラーズカの供門》があることで手札の《漂着》や《行進》がバレにくくなります。
もう一方のコンボについてはどうでしょう? なぜ呪禁オーラ風のコンボが必要になるのでしょうか? まず、私はかねてより、現在のメタゲームにおける《アダントの先兵》と《殺戮の暴君》は強力だと思っていました。私が2週間前にMOPTQに挑んだ際、私のジェスカイには《先兵》に対する回答が《テフェリー》の-3能力ぐらいしかなかったのです。
青赤フェニックスがメタに台頭し、数枚の《標の稲妻》がメインにみられるようになり、また赤系デッキは《火による戦い》が引き続き採用されていて、対アグロ戦カードが対策されています(《ライラ》とか《トロスターニ》とか)。《セラからの翼》は例の2マナ域を効果的に強化して、アグロと戦えるように仕立ててくれます。《蔦草牝馬》がメタゲーム上最強とはいえず(《轟音のクラリオン》のため)、しかしアンプレイアブルとも言い切れません。アグロに対するプランとしては、まず《蔦草牝馬》を含めた呪禁クリーチャーを早期に叩きつけ、《セラからの翼》を張り付けられる盤面を整えることです。呪禁オーラパッケージは先週後半に思いつきました。サイドボードを変更するとすれば、4枚目の《イクサランの束縛》を《再燃するフェニックス》相手に採用しようと思いました。守備を固めるという意味ではいい選択肢だと思います。
■サイドボードについて
【VSゴルガリミッドレンジ】
Out:2《封じ込め》1《アダントの先兵》1《蔦草牝馬》1《セラからの翼》
In :2《トカートリの儀仗兵》1《残骸の漂着》1《ウルザの後継、カーン》1《ビビアン・リード》
《アダントの先兵》を1~2枚、《セラからの翼》を0~1枚抜きます。大体2:1交換になってしまうので、エンチャント破壊を入れる必要はありません。行進コンボを決めるために戦力を傾け、《セラからの翼》で攻める時以外はコントロールに徹します。《蔦草牝馬》はゴルガリ相手によく見えますが、ブロッカーでありアタッカーではありません。《行進》は《華麗》や《ビビアン》の紋章でフィニッシュできるまでキャストを引っ張ります。
【VS赤単アグロ】
Out:2《大集団の行進》1《アダントの先兵》2《ビビアン・リード》2《宝物の地図》1《ウルザの後継、カーン》1《殺戮の暴君》2《ラノワールのエルフ》
In :3《イクサランの束縛》2《蔦草牝馬》2《セラからの翼》2《トカートリの儀仗兵》1《封じ込め》1《残骸の漂着》
呪禁オーラパッケージをプレイするのはここです! 《カーン》よりも《ビビアン》を優先して残すのは、《実験の狂乱》に対処可能だからです。
【VSジェスカイコントロール】
Out:2《セラからの翼》2《残骸の漂着》2《封じ込め》
In :1《ウルザの後継、カーン》1《ビビアン・リード》2《蔦草牝馬》2《イクサランの束縛》
脅威やアドバンテージカードを追加すると共に、相手の要所の牌に対応できるようにすることが重要です。《アダントの先兵》を生かすために《殺戮の暴君》を優先して《漂着》に突っ込ませることがあります。(編集注:全体除去をケアする意味合いのようです)
【VS青赤フェニックス】
Out:2《善意の騎士》3《大集団の行進》3《ウルザの後継、カーン》1《残骸の漂着》
In :2《蔦草牝馬》2《セラからの翼》1《残骸の漂着》1《ビビアン・リード》2《イクサランの束縛》1《封じ込め》
このマッチアップは《ニヴ=ミゼット》が盤面に残らない限りは楽勝です。《アダントの先兵》+《セラからの翼》パッケージに対して無力だからです。こちらの《ニヴ=ミゼット》に対する除去が弾かれたらゲームが簡単に終わってしまいます。相手が速度を上げてプレッシャーをかけてきた場合は、インスタントタイミングの干渉手段を増やします。具体的には《残骸の漂着》と《押し潰す梢》を入れて、代わりに《宝物の地図》を抜きます。
【VS赤白天使】
Out:4《アダントの先兵》2《蔦草牝馬》1《セラからの翼》1《殺戮の暴君》
In :1《封じ込め》2《押し潰す梢》3《イクサランの束縛》1《ビビアン・リード》1《残骸の漂着》
赤白天使のカードはどれも強力で、こちらの妨害に対してカードアドバンテージを得られる方法をいくつも持っています。勝ち筋は相手の攻撃をペースダウンさせ、PWを着地させ(このマッチの《ビビアン・リード》は10点中11点のカードです!)、相手のリソース切れを誘います。1ゲーム目は不利ですが、私はサイドボード後のゲーム優位を生かし、3戦のうち2戦を連取できています。
【VS青単】
Out:3《ウルザの後継、カーン》2《アダントの先兵》3《大集団の行進》
In :1《封じ込め》2《押し潰す梢》2《セラからの翼》2《蔦草牝馬》1《イクサランの束縛》
【VS白単】
Out:1《殺戮の暴君》2《大集団の行進》3《ウルザの後継、カーン》4《アダントの先兵》
In :2《セラからの翼》1《蔦草牝馬》2《封じ込め》2《イクサランの束縛》1《残骸の漂着》2《トカートリの儀仗兵》
【VS青黒コントロール】
Out:2《セラからの翼》2《残骸の漂着》2《封じ込め》1《僧帽地帯のドルイド》
In :2《蔦草牝馬》2《イクサランの束縛》1《ウルザの後継、カーン》1《ビビアン・リード》1《押し潰す梢》
《僧帽地帯のドルイド》をもう1枚抜いて《押し潰す梢》をもう1枚追加してもよさそうです。
こんなところです! このデッキについて見解や意見、質問があれば、いつでも気軽にコメントをください!
コメント
元々呪禁オーラの類は使っていたので、手に馴染みましたね。
ただ、引いたカードや相手次第ではメインからコントロールのように動くことも要求されるので、雑に叩きつけるタイプのデッキではないです。
使ってみたなかで強いと感じたカードは《オラーズカの拱門》と《宝物の地図》でしたね。雑アグロとコントロールをうまく中和してくれているカードでした。
メインで相手にして辛かった筆頭がシャライでした。
こちらのマナが起きているとシャライが突っ込んできてくれないため、完全にビビアン頼りになり、ビビアンを出したターンの返しはフルタップで他の天使軍団の相手をしないといけないケースが多々ありました。
コメントありがとうございます!
複数の戦術がある割にはドローサポートもさほどなく、乗り手性能がモロに出そうなデッキですね。osaさんレベルになれば乗りこなしもすぐなのでしょうけど。。。
しかし、《シャライ》がアンタップだと《ビビアン》頼みになっちゃうんですね……!! 盲点でした。今のメタだとあまり見ない(=《溶岩コイル》ばっかり)と思うので、出会わないのを祈るばかりですね……。