GP横浜参加の皆様はお疲れ様でした。
実家に戻って試験を受けていたので遊びに行くという選択肢すらありませんでした。がっくし。
さて、しばらくUW Delver一強状態が続いていたSCG Openですが、
今回は大分メタが動いたようです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t[C1]=1&start_date=2012-06-24&end_date=2012-06-24&event_ID=19&city=Detroit
王者・青白Delverは3人に減少。その上で、よくわからんデッキが名を連ねています
いくつかのデッキを解説してみます。デッキリストは上記URL参照です。
○青白黒クロックパーミ(英語名"Esper Midrange")
以後要注意のデッキとなりそうです。
基本は青白No-Delverに《未練ある魂》のためタッチ黒をしたデッキなのですが、黒から単体除去(《喉首狙い》《破滅の刃》)を採用しています。最近流行の《四肢切断》はペイライフが痛いので、それを使わないことでダメージレースを優位に進めよう、という魂胆ですね。《四肢切断》と違い、気軽に《瞬唱の魔道士》からフラッシュバックできるのも大きいです。
クリーチャーはSCMに加え《刃の接合者》《幻影の像》《修復の天使》と変わらずですが、フィニッシャーに《太陽のタイタン》を1枚加えています。2~3マナクリーチャーとの相性を買われてだと思います。《四肢切断》が多くなっているのを受けて、というのもありますし、《蒸気の絡みつき》を打つとアド損どころの話じゃない、というのもあるのでしょう。
上記のクリーチャー群を少数のカウンターとドローでバックアップする、クロックパーミッション色の強いデッキです。なお、テンポはそこまで速くないため《蒸気の絡みつき》は不採用です。デルバー対策のために生まれたデッキ、と言っても過言ではないでしょう。
○Spirit-Pod(英語名"Bant Pod")
以前からこのブログで紹介している、バントカラーの《出産の殻》を部族フィーチャーしたものです。《絡み根の霊》《ドラゴスコルの隊長》《地下牢の霊》《霊誉の僧兵》(のトークン)といったスピリットを《出産の殻》で展開、《幻影の像》とのコンボで一気に殴り倒す、というのが戦法です。
「アヴァシンの帰還」で《魂の洞窟》を得たおかげで、安定性が段違いに良くなるとともに、デルバー相手の相性が改善されました。《国境地帯のレインジャー》《修復の天使》《鷺群れのシガルダ》も投入されています。
ちなみに、今回は少なかったんですが、《忌むべき者のかがり火》が天敵です。《隊長》を3~4体並べれば怖くないんですが、その頃にはとっくに勝ってるっていう。
○青単感染デルバー(英語名"Infect Delver")
今回のマジキチ賞はこいつです。
まず、青単です。青単なので、《トラフト》《修復の天使》が入っていません。クリーチャーは、デルバー+SCMに《不可視の忍び寄り》と、なんと《荒廃の工作員》+《墨蛾の生息地》です。これを4枚差しの《ルーン唱えの長槍》で強化して殴るという作戦です。5枚目として《銀の象眼の短刀》まで入ってます。やりすぎです。
所謂ゼロックス系デルバーなので、土地は合計19枚。12枚のドローソースを突っ込むいつもの構成です。青単とはいえ、《はらわた撃ち》2枚+《変性原異の成長》4枚とΦマナ呪文がふんだんに投入されていて、わりかし器用に動けるのがポイントです。ライフ大丈夫?なんていちいち突っ込んでられません。これでTOP8残ってるんだからすごいもんです。
・・・でもどうなの?どうなの?
○緑単ビートダウン(英語名"Mono-Green Dungrove")
一時期流行った、《緑の太陽の頂点》から《吠える絡みワーム》を呼び出す形のデッキです。3枚投入された《狩られる者の逆襲》が印象深いですね。
敢えて取り上げるほどのデッキではないかもしれませんが、このデッキが入賞するということは実は恐ろしい危険性をはらんでいます。というのも、M13で強化されることが決まりきっているからです。《怨恨》+《ダングローブの長老》は気をつけなければいけない組み合わせで、後半にこの2枚を揃えられるだけでゲームが決まってしまう恐れがあります。
比較的安く組めるアーキタイプだけに、草の根大会やFMNではちらほら見られるようになるかもしれません。M13リリース後に注目です。
今週の感想はこんなところで。
実家に戻って試験を受けていたので遊びに行くという選択肢すらありませんでした。がっくし。
さて、しばらくUW Delver一強状態が続いていたSCG Openですが、
今回は大分メタが動いたようです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t[C1]=1&start_date=2012-06-24&end_date=2012-06-24&event_ID=19&city=Detroit
デッキ分布(TOP16)
3青白Delver(準優勝含む)
2青白黒クロックパーミ
2赤白緑ビートダウン(殻有・無各1名)
1青黒ゾンビ(優勝)
1青黒赤コントロール
1白青黒コントロール
1Spirit-Pod(白緑青《出産の殻》)
1赤緑ビートダウン
1青単感染デルバー
1赤緑ケッシグ
1緑単ビートダウン
1赤緑青《出産の殻》
王者・青白Delverは3人に減少。その上で、よくわからんデッキが名を連ねています
いくつかのデッキを解説してみます。デッキリストは上記URL参照です。
○青白黒クロックパーミ(英語名"Esper Midrange")
以後要注意のデッキとなりそうです。
基本は青白No-Delverに《未練ある魂》のためタッチ黒をしたデッキなのですが、黒から単体除去(《喉首狙い》《破滅の刃》)を採用しています。最近流行の《四肢切断》はペイライフが痛いので、それを使わないことでダメージレースを優位に進めよう、という魂胆ですね。《四肢切断》と違い、気軽に《瞬唱の魔道士》からフラッシュバックできるのも大きいです。
クリーチャーはSCMに加え《刃の接合者》《幻影の像》《修復の天使》と変わらずですが、フィニッシャーに《太陽のタイタン》を1枚加えています。2~3マナクリーチャーとの相性を買われてだと思います。《四肢切断》が多くなっているのを受けて、というのもありますし、《蒸気の絡みつき》を打つとアド損どころの話じゃない、というのもあるのでしょう。
上記のクリーチャー群を少数のカウンターとドローでバックアップする、クロックパーミッション色の強いデッキです。なお、テンポはそこまで速くないため《蒸気の絡みつき》は不採用です。デルバー対策のために生まれたデッキ、と言っても過言ではないでしょう。
○Spirit-Pod(英語名"Bant Pod")
以前からこのブログで紹介している、バントカラーの《出産の殻》を部族フィーチャーしたものです。《絡み根の霊》《ドラゴスコルの隊長》《地下牢の霊》《霊誉の僧兵》(のトークン)といったスピリットを《出産の殻》で展開、《幻影の像》とのコンボで一気に殴り倒す、というのが戦法です。
「アヴァシンの帰還」で《魂の洞窟》を得たおかげで、安定性が段違いに良くなるとともに、デルバー相手の相性が改善されました。《国境地帯のレインジャー》《修復の天使》《鷺群れのシガルダ》も投入されています。
ちなみに、今回は少なかったんですが、《忌むべき者のかがり火》が天敵です。《隊長》を3~4体並べれば怖くないんですが、その頃にはとっくに勝ってるっていう。
○青単感染デルバー(英語名"Infect Delver")
今回のマジキチ賞はこいつです。
まず、青単です。青単なので、《トラフト》《修復の天使》が入っていません。クリーチャーは、デルバー+SCMに《不可視の忍び寄り》と、なんと《荒廃の工作員》+《墨蛾の生息地》です。これを4枚差しの《ルーン唱えの長槍》で強化して殴るという作戦です。5枚目として《銀の象眼の短刀》まで入ってます。やりすぎです。
所謂ゼロックス系デルバーなので、土地は合計19枚。12枚のドローソースを突っ込むいつもの構成です。青単とはいえ、《はらわた撃ち》2枚+《変性原異の成長》4枚とΦマナ呪文がふんだんに投入されていて、わりかし器用に動けるのがポイントです。ライフ大丈夫?なんていちいち突っ込んでられません。これでTOP8残ってるんだからすごいもんです。
・・・でもどうなの?どうなの?
○緑単ビートダウン(英語名"Mono-Green Dungrove")
一時期流行った、《緑の太陽の頂点》から《吠える絡みワーム》を呼び出す形のデッキです。3枚投入された《狩られる者の逆襲》が印象深いですね。
敢えて取り上げるほどのデッキではないかもしれませんが、このデッキが入賞するということは実は恐ろしい危険性をはらんでいます。というのも、M13で強化されることが決まりきっているからです。《怨恨》+《ダングローブの長老》は気をつけなければいけない組み合わせで、後半にこの2枚を揃えられるだけでゲームが決まってしまう恐れがあります。
比較的安く組めるアーキタイプだけに、草の根大会やFMNではちらほら見られるようになるかもしれません。M13リリース後に注目です。
今週の感想はこんなところで。
コメント
俺もうれしいです^^ が、すぐには減らないと思います・・・。
どちらかというと、デルバーに勝てるデッキを構築するほうが早いんでしょうねぇ・・・。
>まんて!さん
デッキリストを是非ご覧ください。メリケンは未来に生きてんなぁ、と。