ワールドマジックカップ1日目スタンダードの優秀デッキをまとめてみました。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/wmc12jp/topstandarddks
大まかに分けると下記の通り。
【デルバー系】
形は様々でした。以下、比較する際の一例を挙げます。
・《トラフト》or《接合者》は、大体のプレイヤーが《トラフト》を選択
・《修復の天使》の枠に《刃砦の英雄》《空召喚士ターランド》が見られる
・《ルーン唱えの長槍》派が多数だが、《戦争と平和の剣》も少なくない
・ゼロックス型(土地を18枚程度に切り詰め、1マナドロースペルを11~12枚)が主流
【《ケッシグの狼の地》系】
CFBのLSVが持ち込んだ赤緑ケッシグ以外はすべて《時間の熟達》入り青ケッシグ。
《時間の熟達》は、序盤はヴァラクート期の《探検》と同等の効果を持つカードとして、終盤は《連続突撃》として使える無駄のないカード。初手にきた時の重さがネックですが、ビックマナ系のデッキは7マナを揃えることは決して難しくない為、普通にキャストすることもできます。
今後注意すべきアーキタイプです。
【《出産の殻》系】
基本的にはナヤ(白赤緑)ですが、そこに《幻影の像》のため青をタッチしたタイプが若干数ありました。《聖トラフトの霊》を効率よく対処できるカードとして使えるほか、またEtB能力や不死を持つクリーチャーをコピーすることでもアドバンテージが稼げる、非常に優秀なカードです。
《出産の殻》は一度設置してしまえばアドバンテージを芋づる式に稼いでくれるため、コントロールや赤緑ビートダウンに強く、トップメタの一角としていつも意識しなければならないアーキタイプでしょう。
もうひとつ、《出産の殻》にまつわるアーキタイプが見られましたが、これは後述します。
【ゾンビ系】
《墓所這い》《血の芸術家》《ゲラルフの伝書使》を擁するアーキタイプですが、《出産の殻》をフィーチャーした青黒《出産の殻》が流行っているようです。《墓所這い》から《幻影の像》をサーチして《ゲラルフの伝書使》になる動きがとにかく強力です。また、緑をタッチすることによって《スラーグ牙》を使うこともでき、より対応力の高いデッキになっています。
また、赤黒ゾンビも負けずに勢力を守っています。こちらは強襲アタッカー《ファルケンラスの貴種》と《硫黄の流弾》という火力により、速やかにゲームを決めてしまうアーキタイプです。《ファルケンラスの貴種》はいわゆる「ハスク枠」としてもカウントできる優秀なクリーチャーです。
【(白)赤緑ビートダウン】
これらのデッキタイプの最大の特徴は《忌むべき者のかがり火》です。これにより「ビートダウンに強いビートダウン」という、一風変わったアーキタイプを確立しています。
白をタッチして《スレイベンの守護者、サリア》《刃の接合者》《修復の天使》を使うか、赤緑2色にして《絡み根の霊》《国境地帯のレインジャー》《高原の狩りの達人》で攻めるか、という2択になります。全体除去が多ければ《絡み根の霊》、コントロールが多ければ《サリア》、ビートダウンが多ければ《刃の接合者》、デルバーが多ければ《高原の狩りの達人》、といった風に、地域のメタに合ったチョイスを心がけましょう。
それ以外のデッキに共通するのは、「ツボにはまったときの爆発力」です。緑単感染や緑単ダングローブ・緑白エルフは、クリーチャー除去が薄いデッキについては無類の強さを発揮します。各種コントロールは、適正ターンに《審判の日》《もぎとり》《黒の太陽の頂点》等の全体除去を打ち込むことでビートダウンを一網打尽にできます。
みなさんもローグデッキで出場するときは、「どのデッキ相手に強くするのか」を意識すると、大会での結果も変わってくると思います。仮想敵と何度も対戦する経験が大切ですね。
それでは、また来週~。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/wmc12jp/topstandarddks
33青白デルバー
1青緑デルバー
1青単デルバー
1白青黒スピリット
10青赤緑ケッシグ
2赤緑ケッシグ
7ナヤ《出産の殻》
44色《出産の殻》
1青赤緑《出産の殻》
6青黒ゾンビ《出産の殻》
3赤黒ゾンビ
1青黒赤ゾンビ
4ナヤビートダウン
4赤緑ビートダウン
2緑単感染
1緑単ダングローブ
1緑白エルフ
2ソーラーフレア
1エスパーコントロール
1黒単《交易所》
大まかに分けると下記の通り。
36デルバー系
12ケッシグ系
12《出産の殻》系(ゾンビ以外)
10ゾンビ系
8(白)赤緑ビートダウン系
4緑単系
4コントロール
【デルバー系】
形は様々でした。以下、比較する際の一例を挙げます。
・《トラフト》or《接合者》は、大体のプレイヤーが《トラフト》を選択
・《修復の天使》の枠に《刃砦の英雄》《空召喚士ターランド》が見られる
・《ルーン唱えの長槍》派が多数だが、《戦争と平和の剣》も少なくない
・ゼロックス型(土地を18枚程度に切り詰め、1マナドロースペルを11~12枚)が主流
【《ケッシグの狼の地》系】
CFBのLSVが持ち込んだ赤緑ケッシグ以外はすべて《時間の熟達》入り青ケッシグ。
《時間の熟達》は、序盤はヴァラクート期の《探検》と同等の効果を持つカードとして、終盤は《連続突撃》として使える無駄のないカード。初手にきた時の重さがネックですが、ビックマナ系のデッキは7マナを揃えることは決して難しくない為、普通にキャストすることもできます。
今後注意すべきアーキタイプです。
【《出産の殻》系】
基本的にはナヤ(白赤緑)ですが、そこに《幻影の像》のため青をタッチしたタイプが若干数ありました。《聖トラフトの霊》を効率よく対処できるカードとして使えるほか、またEtB能力や不死を持つクリーチャーをコピーすることでもアドバンテージが稼げる、非常に優秀なカードです。
《出産の殻》は一度設置してしまえばアドバンテージを芋づる式に稼いでくれるため、コントロールや赤緑ビートダウンに強く、トップメタの一角としていつも意識しなければならないアーキタイプでしょう。
もうひとつ、《出産の殻》にまつわるアーキタイプが見られましたが、これは後述します。
【ゾンビ系】
《墓所這い》《血の芸術家》《ゲラルフの伝書使》を擁するアーキタイプですが、《出産の殻》をフィーチャーした青黒《出産の殻》が流行っているようです。《墓所這い》から《幻影の像》をサーチして《ゲラルフの伝書使》になる動きがとにかく強力です。また、緑をタッチすることによって《スラーグ牙》を使うこともでき、より対応力の高いデッキになっています。
また、赤黒ゾンビも負けずに勢力を守っています。こちらは強襲アタッカー《ファルケンラスの貴種》と《硫黄の流弾》という火力により、速やかにゲームを決めてしまうアーキタイプです。《ファルケンラスの貴種》はいわゆる「ハスク枠」としてもカウントできる優秀なクリーチャーです。
【(白)赤緑ビートダウン】
これらのデッキタイプの最大の特徴は《忌むべき者のかがり火》です。これにより「ビートダウンに強いビートダウン」という、一風変わったアーキタイプを確立しています。
白をタッチして《スレイベンの守護者、サリア》《刃の接合者》《修復の天使》を使うか、赤緑2色にして《絡み根の霊》《国境地帯のレインジャー》《高原の狩りの達人》で攻めるか、という2択になります。全体除去が多ければ《絡み根の霊》、コントロールが多ければ《サリア》、ビートダウンが多ければ《刃の接合者》、デルバーが多ければ《高原の狩りの達人》、といった風に、地域のメタに合ったチョイスを心がけましょう。
それ以外のデッキに共通するのは、「ツボにはまったときの爆発力」です。緑単感染や緑単ダングローブ・緑白エルフは、クリーチャー除去が薄いデッキについては無類の強さを発揮します。各種コントロールは、適正ターンに《審判の日》《もぎとり》《黒の太陽の頂点》等の全体除去を打ち込むことでビートダウンを一網打尽にできます。
みなさんもローグデッキで出場するときは、「どのデッキ相手に強くするのか」を意識すると、大会での結果も変わってくると思います。仮想敵と何度も対戦する経験が大切ですね。
それでは、また来週~。
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