久々にFMQの回答を作ってみました。
間違いがあればご指摘お願いします。
※※※「自分なりの回答」であって「正解」ではないので注意!※※※
【回答】
×。
【解説】
反例として最も適切な最近のカードには《破滅小径の仲介人/Bane Alley Broker(GTC)》がある。
3つの能力があるが、上からA・B・Cとすると、AとB、AとCはそれぞれ関連している。
よって問は間違い。
【余談】
・《かごの中の太陽/Caged Sun(NPH)》などもそう。
・逆に、この問題をどうやったら間違え得るのかがわからない。そういう意味では俺失格。
【回答】
0枚。カードを引くことはできない。
【解説】
順を追って解説する。
1.まず(問題文から読み取れる前提として)《ゼガーナ》は「Aが《修復の天使》をコントロールしている状態で戦場に出た」ことになる。
なので、《ゼガーナ》の「~が戦場に出るに際し、……」の能力は《修復の天使》のパワーを参照する。
よって、《ゼガーナ》の上に+1/+1カウンターが3個置かれた状態で戦場に出ることになる。
なお、「戦場に出るに際し、……」は常在型能力である(総合ルール603.6e)ため、誘発型能力ではないことに留意すべし。(ex:結魂。《ウルフィーの銀心》が結魂していない状態で場に出た際に《ゼガーナ》と結魂する場合を考えてみよう。)
2.Aがカードを引く誘発型能力をスタックに乗せた状態で、(1)《化膿》がプレイされ、解決され、《修復の天使》が死亡する、(2)《悲劇的な過ち》がプレイされ(これは陰鬱条件を満たす)、解決され、《ゼガーナ》が-13/-13の修整を受ける→状況起因効果で墓地に置かれる、というイベントの後に、Aがカードを引く誘発型能力が解決される。
この場合、チェックすべき《ゼガーナ》のP/Tは、(すでに参照元のパーマネントが戦場を離れているため)直前の情報を参照する(総合ルール112.7a)。《ゼガーナ》が墓地に置かれる直前のP/Tは1+3-13/1+3-13より-9/-9である。
3.参照する値は-9であり、負の数は0とみなす(総合ルール107.1b)ため、引けるカードは0枚となる。
【余談】
・ちなみに、《ゼガーナ》に直接《化膿》を打たれた場合は、直前の情報(4/4の状態)を参照するため、カードを4枚引くことができる。
・というわけで、《悲劇的な過ち》は(陰鬱を満たせば)《ゼガーナ》によるドローを防ぐことができる数少ない(というか、スタンではほぼ唯一の)除去である。
・良い子のみんなは《ゼガーナ》が戦場に出る前に《化膿》を《天使》に打ちましょう。
・類例1:《死の犬/Mortis Dogs(NPH)》に《穴開け三昧/Auger Spree(RTR)》を打つと6/-2の状態で墓地に置かれるので、対戦相手は6点のライフを失う。
・類例2:俺も間違って覚えてたので反省も兼ねて出題。
回答は後ろに。
【回答】
3-1)
赤の0/1の奇魔である《縞痕のヴァロルズ》が致死ダメージを受けるが、再生し戦場に残る。
3-2)
M14発売までは、赤の0/1の奇魔である《ファルケンラスの貴種》が致死ダメージを受けるが、破壊されないため戦場に残る。M14発売後は、「破壊されない」を失うため、致死ダメージを受け死亡するようになる予定。
【解説】
「すべての能力を失い、……」の「能力」とは何を指すのか、という問題。
3-1)
再生は「何らかの効果で破壊される場合、それを置換し、それを戦場に残す(+タップ状態になったり戦闘から取り除いたり)」という置換効果であり(総合ルール701.12)、《縞痕のヴァロルズ》が持つ能力ではない。なお、「ヴァロルズを再生する」起動型能力自体は、能力であるため《変化》で失う。
3-2)
「破壊されない」ということは「能力でも特性でもなく、単にそのパーマネントに関する真実である」(総合ルール700.4a)ため、能力を失っても「破壊されない」ことは変わらない。
回答にある通り、M14リリースと同時にこのルールは変更され、「破壊されない」は「飛行」や「トランプル」と同種のキーワード能力「破壊不能」となる(予定)。つまり、《変化》で失うようになる(予定)。総合ルール改正がまだなので具体的な話はできないが、そのような裁定になる(予定)。
【ボーナス問題回答】
4個。
【ボーナス問題解説】
まず、特性定義能力で《タルモゴイフ》のP/Tは4/5(クリーチャー、ソーサリー、インスタント、土地)となっている。ちなみに、昔のルールでは戦場以外の領域では0/1だったが、現行ルールでは戦場以外の領域でも特性定義能力で定められた値となる(総合ルール604.3)。
活用を起動することで《タルモゴイフ》は追放されるが、これも直前の情報を参照するため、《タルモゴイフ》のパワーを参照する。
【ボーナス問題余談】
3個乗るもんだと思ってた。反省。
間違いがあればご指摘お願いします。
※※※「自分なりの回答」であって「正解」ではないので注意!※※※
問1
ある単一のオブジェクトに、能力A、B、Cが書かれている。
AとBが関連している場合、CはAとも、Bとも常に関連していない。
○か×か?
【回答】
×。
【解説】
反例として最も適切な最近のカードには《破滅小径の仲介人/Bane Alley Broker(GTC)》がある。
(T):カードを1枚引き、その後、あなたの手札からカードを1枚裏向きで追放する。
あなたは破滅小径の仲介人によって追放されたカードを見てもよい。
(青)(黒),(T):破滅小径の仲介人で追放されたカードを1枚オーナーの手札に戻す。
3つの能力があるが、上からA・B・Cとすると、AとB、AとCはそれぞれ関連している。
よって問は間違い。
【余談】
・《かごの中の太陽/Caged Sun(NPH)》などもそう。
・逆に、この問題をどうやったら間違え得るのかがわからない。そういう意味では俺失格。
問2
Aは《修復の天使/Restoration Angel》をコントロールしている。
Aのターン、《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》を唱えて戦場に出した。
BはAがカードを引く前に、《修復の天使/Restoration Angel》に《化膿/Putrefy》を唱えて破壊した。
さらに、《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》を対象に《悲劇的な過ち/Tragic Slip》を唱えた。
A「えーっと、《首席議長ゼガーナ》も死ぬか。」
B「そうだね。」
さて、Aは何枚のカードを引くか?
【回答】
0枚。カードを引くことはできない。
【解説】
順を追って解説する。
1.まず(問題文から読み取れる前提として)《ゼガーナ》は「Aが《修復の天使》をコントロールしている状態で戦場に出た」ことになる。
なので、《ゼガーナ》の「~が戦場に出るに際し、……」の能力は《修復の天使》のパワーを参照する。
よって、《ゼガーナ》の上に+1/+1カウンターが3個置かれた状態で戦場に出ることになる。
なお、「戦場に出るに際し、……」は常在型能力である(総合ルール603.6e)ため、誘発型能力ではないことに留意すべし。(ex:結魂。《ウルフィーの銀心》が結魂していない状態で場に出た際に《ゼガーナ》と結魂する場合を考えてみよう。)
2.Aがカードを引く誘発型能力をスタックに乗せた状態で、(1)《化膿》がプレイされ、解決され、《修復の天使》が死亡する、(2)《悲劇的な過ち》がプレイされ(これは陰鬱条件を満たす)、解決され、《ゼガーナ》が-13/-13の修整を受ける→状況起因効果で墓地に置かれる、というイベントの後に、Aがカードを引く誘発型能力が解決される。
この場合、チェックすべき《ゼガーナ》のP/Tは、(すでに参照元のパーマネントが戦場を離れているため)直前の情報を参照する(総合ルール112.7a)。《ゼガーナ》が墓地に置かれる直前のP/Tは1+3-13/1+3-13より-9/-9である。
3.参照する値は-9であり、負の数は0とみなす(総合ルール107.1b)ため、引けるカードは0枚となる。
【余談】
・ちなみに、《ゼガーナ》に直接《化膿》を打たれた場合は、直前の情報(4/4の状態)を参照するため、カードを4枚引くことができる。
・というわけで、《悲劇的な過ち》は(陰鬱を満たせば)《ゼガーナ》によるドローを防ぐことができる数少ない(というか、スタンではほぼ唯一の)除去である。
・良い子のみんなは《ゼガーナ》が戦場に出る前に《化膿》を《天使》に打ちましょう。
・類例1:《死の犬/Mortis Dogs(NPH)》に《穴開け三昧/Auger Spree(RTR)》を打つと6/-2の状態で墓地に置かれるので、対戦相手は6点のライフを失う。
・類例2:俺も間違って覚えてたので反省も兼ねて出題。
ボーナス問題
XとYが対戦している。
Xは《縞痕のヴァロルズ》をコントロールしている。また、Xの墓地には《タルモゴイフ》《思考囲い》《流刑への道》《霧深き雨林》があり、Yの墓地には1枚もカードがない。
Xは《縞痕のヴァロルズ》の能力で活用を得た《タルモゴイフ》を《縞痕のヴァロルズ》を対象に活用した。
《縞痕のヴァロルズ》の上には何個の+1/+1カウンターが置かれるか?
回答は後ろに。
問3
PとQが対戦している。
3-1)
Pが《変化+点火/Turn+Burn》を融合で、対象を2つともQの《縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped》にして唱えた。
Qはそれに対応して、他のクリーチャー1体を生け贄にし、《縞痕のヴァロルズ》の能力を起動した。
《変化/点火》の解決時に何が起こるか?
3-2)
Pが《変化+点火/Turn+Burn》を融合で、対象を2つともQの《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat》にして唱えた。
Qはそれに対応して、他のクリーチャー1体を生け贄にし、《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat》の能力を起動した。
《変化/点火》の解決時に何が起こるか?
【回答】
3-1)
赤の0/1の奇魔である《縞痕のヴァロルズ》が致死ダメージを受けるが、再生し戦場に残る。
3-2)
M14発売までは、赤の0/1の奇魔である《ファルケンラスの貴種》が致死ダメージを受けるが、破壊されないため戦場に残る。M14発売後は、「破壊されない」を失うため、致死ダメージを受け死亡するようになる予定。
【解説】
「すべての能力を失い、……」の「能力」とは何を指すのか、という問題。
3-1)
再生は「何らかの効果で破壊される場合、それを置換し、それを戦場に残す(+タップ状態になったり戦闘から取り除いたり)」という置換効果であり(総合ルール701.12)、《縞痕のヴァロルズ》が持つ能力ではない。なお、「ヴァロルズを再生する」起動型能力自体は、能力であるため《変化》で失う。
3-2)
「破壊されない」ということは「能力でも特性でもなく、単にそのパーマネントに関する真実である」(総合ルール700.4a)ため、能力を失っても「破壊されない」ことは変わらない。
回答にある通り、M14リリースと同時にこのルールは変更され、「破壊されない」は「飛行」や「トランプル」と同種のキーワード能力「破壊不能」となる(予定)。つまり、《変化》で失うようになる(予定)。総合ルール改正がまだなので具体的な話はできないが、そのような裁定になる(予定)。
【ボーナス問題回答】
4個。
【ボーナス問題解説】
まず、特性定義能力で《タルモゴイフ》のP/Tは4/5(クリーチャー、ソーサリー、インスタント、土地)となっている。ちなみに、昔のルールでは戦場以外の領域では0/1だったが、現行ルールでは戦場以外の領域でも特性定義能力で定められた値となる(総合ルール604.3)。
活用を起動することで《タルモゴイフ》は追放されるが、これも直前の情報を参照するため、《タルモゴイフ》のパワーを参照する。
【ボーナス問題余談】
3個乗るもんだと思ってた。反省。
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