第5回UC杯は、21名の皆様にご参加いただきました。
スイスドロー5回戦&シングルエリミネーション2回戦の結果、アオイケ ユウキさんが優勝に輝きました。おめでとうございます!!
次回UC杯の日程は未定ですが、近日開催予定です。よろしくお願いします!
優勝したアオイケさんのデッキは、白黒の「星座」を中心としたライフゲイン・コントロールです。ふんだんに積まれた「ライフを得る」カードで育った《アジャニの群れ仲間》で殴り倒す他、ゲーム後半は《死の国の造幣工》の能力で一気に削り倒すことができます。長期戦を見越して《骨読み》を潔く4積みし、アドバンテージ確保を図っています。
サイドボードの《勇気の元型》は非常に珍しいチョイスですが、エンチャント・クリーチャーである上、クリーチャーの並びやすいゲーム展開において、相手の足を止めるのに効果的です。
普段のスタンダードではAtarka Red(赤単タッチ《アタルカの命令》デッキ)をプレイしているというアオイケさんは、赤単を中心にメタったこのデッキをセレクトしたとのこと。優勝という結果には驚いているようでした。おめでとうございます!
準優勝のデッキもなんと白黒「星座」でした。決勝戦はミラーマッチでした。本人たちも驚いていた模様です。こちらは《マルドゥの悲哀狩り》や《光変化》も用いたアグロよりのアプローチが強いデッキです。非常に軽く作られており、ブロッカーを排除しながら《アジャニの群れ仲間》で殴り倒すことが主眼に置かれています。
サイドボードは《アジャニの群れ仲間》の攻撃を通し、また守るためのカードが多く見られます。《絹包み》は珍しいカードですが、高速環境のUC杯では《停止の場》より優先してもよさそうですね。
こちらは《血顎の憤怒鬼》によりトップメタの呼び声高かった「白黒戦士」です。スタンダードと違い《アラシンの先頭に立つ者》《血に染まりし勇者》などが使えませんが、ダブル《隊長》が非常に強力です。シンプルなリストに仕上がっており、各パーツの強さが際立っています。
サイドボードはトークン系を警戒して《悪性の疫病》を多めに取っている他、《略奪者の戦利品》を採用しています。少々重いですが、全体強化兼アドバンテージソースとして非常に有用です。
第2回UC杯で優勝した《アーティファクトの魂込め》を詰め込んだコントロール・デッキです。非常に防御寄りの作りになっており、盤面を整えてから《魂込め》で殴り勝つデッキになっています。新戦力の《大地の断裂》をメインから3枚採用し、ビートダウンを強烈にメタっています。
1枚差しの《ゴブリンすべり》は大活躍の様子でした。マナフラッドの緩和にもなり、ドローソースも取られたこのデッキなら多くのトークン生成を見込めそうですね。
サイドボードは追加の除去やカウンターの他、相手のトークンを警戒してか《炎の円》が取られています。この日は《炎の円》をサイドボードに採用した方は多かったように見られます。
【メタゲーム解説】
メタゲームは混沌としていました。しかし一つ確かなのは、緑系デッキの使用率の低さです。ここに白黒「星座」の躍進があります。
なぜなら、緑系デッキのほとんどは、サイドボードに《自然に帰れ》を採用しています。このカードは白黒「星座」を全否定するもので、このカードが環境に多いと、いかに白黒「星座」が強力なコンセプトであっても勝ちきれません。
緑系デッキの低迷、あるいは星座に対するマークの薄さが、この結果となったとも言えます。全体的にエンチャント対策は薄く、そのメタゲームをうまく突いた「星座デッキの躍進」という構図になっています。
いかがでしたでしょうか?
やはり赤単は強烈にメタられていたようですが、そもそも選択したプレイヤーが少なく、どちらかといえば「対策する側に回る」というプレイヤーが多かったようです。特に黒は《究極の価格》の登場で一躍人気色となり、白黒星座の躍進で第5回UC杯は終了しました。
次回はどんなメタゲームになり、どんなデッキが活躍するのでしょうか。今から楽しみですね!
多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!
良いUCライフを!
スイスドロー5回戦&シングルエリミネーション2回戦の結果、アオイケ ユウキさんが優勝に輝きました。おめでとうございます!!
次回UC杯の日程は未定ですが、近日開催予定です。よろしくお願いします!
【優勝】アオイケ ユウキ「BW Constellation」(白黒星座コントロール)
土地 24
4《進化する未開地/Evolving Wilds》
4《磨かれたやせ地/Scoured Barrens》
8《平地/Plains》
8《沼/Swamp》
クリーチャー 20
2《魂癒し人/Soulmender》
4《ニクス毛の雄羊/Nyx-Fleece Ram》
4《アジャニの群れ仲間/Ajani’s Pridemate》
4《死の国の造幣工/Underworld Coinsmith》
4《厳かな守護者/Grim Guardian》
2《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
その他 16
4《究極の価格/Ultimate Price》
1《回帰の泉/Font of Return》
4《過酷な命の糧/Harsh Sustenance》
4《骨読み/Read the Bones》
2《払拭の光/Banishing Light》
1《残忍な切断/Murderous Cut》
サイドボード 15
3《脳蛆/Brain Maggot》
2《勇気の元型/Archetype of Courage》
2《弁論の幻霊/Eidolon of Rhetoric》
2《消去/Erase》
3《強迫/Duress》
3《胆汁病/Bile Blight》
優勝したアオイケさんのデッキは、白黒の「星座」を中心としたライフゲイン・コントロールです。ふんだんに積まれた「ライフを得る」カードで育った《アジャニの群れ仲間》で殴り倒す他、ゲーム後半は《死の国の造幣工》の能力で一気に削り倒すことができます。長期戦を見越して《骨読み》を潔く4積みし、アドバンテージ確保を図っています。
サイドボードの《勇気の元型》は非常に珍しいチョイスですが、エンチャント・クリーチャーである上、クリーチャーの並びやすいゲーム展開において、相手の足を止めるのに効果的です。
普段のスタンダードではAtarka Red(赤単タッチ《アタルカの命令》デッキ)をプレイしているというアオイケさんは、赤単を中心にメタったこのデッキをセレクトしたとのこと。優勝という結果には驚いているようでした。おめでとうございます!
【準優勝】クニヒロ ミヅホ「白黒ライフゲイン」(白黒星座)
土地 23
3《進化する未開地/Evolving Wilds》
4《磨かれたやせ地/Scoured Barrens》
1《光輝の泉/Radiant Fountain》
9《平地/Plains》
6《沼/Swamp》
クリーチャー 19
4《マルドゥの悲哀狩り/Mardu Woe-Reaper》
3《希望の幻霊/Hopeful Eidolon》
4《道の探求者/Seeker of the Way》
4《アジャニの群れ仲間/Ajani’s Pridemate》
4《死の国の造幣工/Underworld Coinsmith》
その他 18
4《光変化/Lightform》
4《名誉の報賞/Honor’s Reward》
4《平和な心/Pacifism》
3《究極の価格/Ultimate Price》
1《勇敢な姿勢/Valorous Stance》
1《解体者の歓び/Butcher’s Glee》
1《残忍な切断/Murderous Cut》
サイドボード 15
2《絹包み/Silkwrap》
3《悪性の疫病/Virulent Plague》
4《神々の思し召し/Gods Willing》
1《魂の基点/Center Soul》
2《正義のうねり/Surge of Righteousness》
3《アブザンの優位/Abzan Advantage》
準優勝のデッキもなんと白黒「星座」でした。決勝戦はミラーマッチでした。本人たちも驚いていた模様です。こちらは《マルドゥの悲哀狩り》や《光変化》も用いたアグロよりのアプローチが強いデッキです。非常に軽く作られており、ブロッカーを排除しながら《アジャニの群れ仲間》で殴り倒すことが主眼に置かれています。
サイドボードは《アジャニの群れ仲間》の攻撃を通し、また守るためのカードが多く見られます。《絹包み》は珍しいカードですが、高速環境のUC杯では《停止の場》より優先してもよさそうですね。
【TOP4】サトウ ワタル「白黒戦士」(白黒戦士アグロ)
土地 22
4《磨かれたやせ地/Scoured Barrens》
8《平地/Plains》
10《沼/Swamp》
クリーチャー 30
4《マルドゥの悲哀狩り/Mardu Woe-Reaper》
4《ドラゴンを狩る者/Dragon Hunter》
2《苛まれし英雄/Tormented Hero》
2《ドロモカの伝令/Herald of Dromoka》
4《戦いの喧嘩屋/Battle Brawler》
4《血顎の憤怒鬼/Blood-Chin Rager》
2《マルドゥの頭蓋狩り/Mardu Skullhunter》
4《刃の隊長/Chief of the Edge》
4《鱗の隊長/Chief of the Scale》
その他 8
4《究極の価格/Ultimate Price》
4《血の署名/Sign in Blood》
サイドボード 15
2《アラシンの僧侶/Arashin Cleric》
2《無慈悲な処刑人/Merciless Executioner》
1《闇の裏切り/Dark Betrayal》
3《強迫/Duress》
3《悪性の疫病/Virulent Plague》
2《戦場での猛進/Rush of Battle》
2《略奪者の戦利品/Raiders’ Spoils》
こちらは《血顎の憤怒鬼》によりトップメタの呼び声高かった「白黒戦士」です。スタンダードと違い《アラシンの先頭に立つ者》《血に染まりし勇者》などが使えませんが、ダブル《隊長》が非常に強力です。シンプルなリストに仕上がっており、各パーツの強さが際立っています。
サイドボードはトークン系を警戒して《悪性の疫病》を多めに取っている他、《略奪者の戦利品》を採用しています。少々重いですが、全体強化兼アドバンテージソースとして非常に有用です。
【TOP4】☆デッキ賞☆ ノベ ヤスヒサ「(デッキ名無記入)」(青赤《アーティファクトの魂込め》コントロール)
土地 24
4《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
9《島/Island》
7《山/Mountain》
クリーチャー 2
2《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
その他 34
4《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》
1《ゴブリンすべり/Goblinslide》
2《頑固な否認/Stubborn Denial》
3《無効化/Nullify》
4《解消/Dissolve》
4《乱撃斬/Wild Slash》
4《稲妻の一撃/Lightning Strike》
1《現実変容/Reality Shift》
3《大地の断裂/Seismic Rupture》
2《引き剥がし/Force Away》
4《予期/Anticipate》
2《宝船の巡航/Treasure Cruise》
サイドボード 15
1《鐘鳴りのドラゴン/Belltoll Dragon》
2《炎の円/Circle of Flame》
2《否認/Negate》
2《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2《焙り焼き/Roast》
1《現実変容/Reality Shift》
2《弧状の稲妻/Arc Lightning》
1《石弾の弾幕/Barrage of Boulders》
2《精神の大魔術師の杖/Staff of the Mind Magus》
第2回UC杯で優勝した《アーティファクトの魂込め》を詰め込んだコントロール・デッキです。非常に防御寄りの作りになっており、盤面を整えてから《魂込め》で殴り勝つデッキになっています。新戦力の《大地の断裂》をメインから3枚採用し、ビートダウンを強烈にメタっています。
1枚差しの《ゴブリンすべり》は大活躍の様子でした。マナフラッドの緩和にもなり、ドローソースも取られたこのデッキなら多くのトークン生成を見込めそうですね。
サイドボードは追加の除去やカウンターの他、相手のトークンを警戒してか《炎の円》が取られています。この日は《炎の円》をサイドボードに採用した方は多かったように見られます。
【使用色分布】
白 10/21
青 11/21
黒 11/21
赤 10/21
緑 5/21
【メタゲーム分布】
6 白黒系
3 白黒「星座」
3 白黒「戦士」(2名:純正白黒、1名:t緑)
3 青系ハサミ(2名:青赤、1名:青白)
2 赤黒《快速ウォーカイト》、赤系バーン(1名:赤t青、1名:赤白t青)、他
【メタゲーム解説】
メタゲームは混沌としていました。しかし一つ確かなのは、緑系デッキの使用率の低さです。ここに白黒「星座」の躍進があります。
なぜなら、緑系デッキのほとんどは、サイドボードに《自然に帰れ》を採用しています。このカードは白黒「星座」を全否定するもので、このカードが環境に多いと、いかに白黒「星座」が強力なコンセプトであっても勝ちきれません。
緑系デッキの低迷、あるいは星座に対するマークの薄さが、この結果となったとも言えます。全体的にエンチャント対策は薄く、そのメタゲームをうまく突いた「星座デッキの躍進」という構図になっています。
いかがでしたでしょうか?
やはり赤単は強烈にメタられていたようですが、そもそも選択したプレイヤーが少なく、どちらかといえば「対策する側に回る」というプレイヤーが多かったようです。特に黒は《究極の価格》の登場で一躍人気色となり、白黒星座の躍進で第5回UC杯は終了しました。
次回はどんなメタゲームになり、どんなデッキが活躍するのでしょうか。今から楽しみですね!
多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!
良いUCライフを!
コメント
赤は火力 黒は軽量除去 白は小型クリーチャー 青はドローソース打消しと、他は各色アンコ以下で重要なパーツが揃ってますが、緑だけはカードパワー高いカード=優秀なクリーチャー=ほぼレアという図式なので、相対的にカードパワーが一番下がる感じしますね
いつもと違う環境、いつもと違うカードが蔓延する環境は素晴らしいですね。
こういう特殊ルールで、いつも日の目を見ないカードが活躍し、メタが読みにくいのも楽しみの一つだと思います。
こういう縛りレギュレーションがもっと公式化すればいいなーと思いました(KONAMI)
単色祭、とか。
次こそはご参加お待ちしておりますよー!
確かに、緑は少しカードパワー足りない気がしますね。除去もなくアド源もない(レア以外に)ので、少し活躍しづらいのかも。
《ティムールの剣歯虎》とか、単体で見れば優秀なカードはあるんですが・・・
>kirioさん
公式化してほしいですねー。《死の国の造幣工》とか、構築じゃまずお目にかかれませんね。
メタを適切に読めると気持ちいいんですが。