前回の記事に引き続き、プレイヤーAとプレイヤーBがチームABとなり、プレイヤーYとプレイヤーZのチームYZと対戦しているものとします。

【3.戦闘】
 戦闘に関する基本的な取り決めは、以下の通りです。
・攻撃側チームが防御側チームを攻撃する。攻撃クリーチャー、ブロッククリーチャーは同時に指定する。
・攻撃クリーチャー指定時に、防御側チームを攻撃するか、もしくは各防御側プレイヤーのコントロールするプレインズウォーカーを攻撃するかを指定する。
・防御側プレイヤーは、各攻撃クリーチャーにつき、それぞれがコントロールするクリーチャーでブロックすることを選んでもよい。
・「防御プレイヤー」を参照する単発的効果は、攻撃されているチームのプレイヤーのうちいずれか1人を指すものとする。それ以外の場合、「攻撃(防御)プレイヤー」とは、攻撃している(されている)チームのプレイヤー両方のことを指す。

 というわけで。
(Case.08)
 チームABは、プレイヤーAの《軍族の解体者》1体のみで攻撃した。戦闘終了後、プレイヤーAは《風番いのロック》をプレイした。続いて、プレイヤーBも《風番いのロック》をプレイした。「強襲」能力の誘発により鳥トークンは合計何体戦場に出るか。

 チーム単位で攻撃やブロックを宣言しますが、あくまでプレイヤーはプレイヤーです。Case.08のような場合、攻撃したのはプレイヤーAのコントロールするクリーチャーですので、「強襲」の条件である「このターンにあなたがクリーチャーで攻撃していた場合」を満たすのはプレイヤーAのみです。(Bは満たしません)
(Case.09)
 チームABは、プレイヤーAが飛行機械・トークン7体をコントロールしている。チームYZは、プレイヤーYがアンタップ状態の《徴税の大天使》と《精霊龍、ウギン》(忠誠度4)、プレイヤーZが《束縛なきテレパス、ジェイス》(忠誠度2)をコントロールしている。
 チームABの戦闘クリーチャー指定ステップにおいて、飛行機械・トークン4体が《精霊龍、ウギン》に、2体が《束縛なきテレパス、ジェイス》に、残り1体がチームYZへ攻撃する場合、プレイヤーAは合計何点の不特定マナを支払う必要があるか。
 攻撃制限やブロック制限がある場合、「肯定的比較、相対的比較の際には、解は1つだけ与えられる。(中略)いずれかが真ならば真となる」(810.7b)「いずれかの防御プレイヤーがコントロールするオブジェクトの効果によってそのプレイヤーを攻撃できないクリーチャーは、防御チームを攻撃することはできない」(810.7c)というルールがあります。
 Case.09の場合は、「あなたやあなたがコントロールするプレインズウォーカー」に制限がかかるため、チームYZと《精霊龍、ウギン》に対して制限がかかります。《束縛なきテレパス、ジェイス》には制限がかかりません。都合5マナが必要になります。

 とりあえずこんなところで。

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