第12回UC杯は、参加者12人で行われました。
スイスドロー4回戦の結果、カワマタ ノリオさんが優勝に輝きました。おめでとうございます!
下記にデッキリストを掲載させていただきます。
次回開催予定は未定ですが、次回の参加もお待ちしております!
この日○○歳の誕生日を迎えたカワマタさんが見事全勝優勝(しかも前マッチすべて2タテ、Game Win Percentageが100%)を勝ち取りました。恒例の優勝者インタビューを敢行してきました。
——優勝おめでとうございます。圧倒的な戦績でしたね。あと、お誕生日おめでとうございます!!
「ありがとうございます。よく出来過ぎましたね。誕生日プレゼントとしてちょっとした神風が吹いてたのかなと(笑)」
——今回はどうしてこういったデッキになったんですか?
「基本、白系のアグロデッキが好きなんです。でも、この環境だと《地下墓地の選別者》がとにかく強いので、地上戦は厳しいと予想していました。飛行戦力で殴るデッキにしようと思って、好きなカードでもある《ドラーナの使者》と《エメリアへの撤退》を軸にデッキを組み立てました」
——実際に使ってみてどうでしたか?
「まさか同型と当たるとは思っていませんでしたが、大体デッキの感触もよく、思った通りの動きをしてくれました。メインデッキに関してはほとんど不満はないです」
——特に活躍したカードを教えてください。
「うーん、《グリフの加護》と、やっぱり《エメリアへの撤退》ですね。序盤から中盤にかけてうまくさばかれてしまっても、この2枚があればトークン生成→2/1飛行でアタック、という動きが継続的にできるので、リカバリーが楽にできたのが大きいと思います」
——逆に不要だと思ったカードや、サイドボードについてはどうでしょうか?
「メインは……そうですね、《町のゴシップ屋》があまり活躍しなかったので、他の候補があったかもしれません。それも大きく不満はなかったです。逆にサイドボードは反省が多くて、まず《正義のうねり》は要らなかったですね。赤いデッキもほとんどいなくて、大体落としたいのが相手の《ズーラポートの殺し屋》とか《カラストリアの癒し手》なので、単純に《死の重み》でよかったです。あと、《強迫》もこのデッキだと他のカードのほうがよかったように思います」
——さて、そろそろ「異界月」が発売されますが、また同じようなデッキで出ていただけそうですか?
「まだカードをよく把握してないので何とも言えないんですが、メタ的にこの手のデッキがよさそうなら選択する可能性はありますね」
——次回も頑張ってください。ありがとうございました!
準優勝は、《謎の石の儀式》デッキのUC杯バージョンです。基本的には《ズーラポートの殺し屋》《ナントゥーコの鞘虫》コンボで、スタンダード構築同様《薄暮見の徴募兵》&《地下墓地の選別者》がサポートします。変化球として《ウルヴェンワルドの謎》を採用しており、息切れ防止とトークン生成による追加ドレインを実現しています。
除去を《死の重み》4枚とシンプルにまとめ、とにかく軽く動けるようにしてあります。とはいいつつアグロ系と比べ線が細くスローゲームが多くなるため、《鞭打つ触手》をサイドに3枚取るなど、線の細さをカバーしています。
TOP4にも白黒デッキが登場しましたが、こちらは「同盟者」シナジーに主軸を置いています。カワマタさんのインタビューにもありましたが、「地上戦力で殴って勝つ」というプランだけでは勝ちきれない、ということは皆さんが感じていたようです。
このデッキは飛行クリーチャーを多めに用意し、《物静かな使用人》でその打点を補強しながら戦うプランを採用しつつ、《ズーラポートの殺し屋》《カラストリアの癒し手》《ドラーナの使者》《岸壁安息所の吸血鬼》というドレイン部隊で吸い殺す、というプランBを用意しています。サイドボードの《ハグラへの撤退》も活躍したようです。
「イニストラードを覆う影」のフィーチャー部族である狼男。赤と緑に多くいる狼男ですが、タカハシさんのデッキは青緑という選択になっています。青緑にすることによって、《跳ねる混成体》《虚空を継ぐもの》という「瞬速」持ちクリーチャーを採用することが可能になっています。
これらは狼男の「変身」条件を達成するのに非常に相性がよく、またクリーチャーを守ったりすることもできるなど器用な働きをこなします。また、打ち消し呪文を構えることもできるため、《呪文萎れ》が採用されています。
サイドボードの《継続する調査》を採用できるのも大きいところです。息切れを防ぎ、またすれ違いのライフレースを有利にすることができますが、設置が軽いため今後の活躍が期待されます。
デッキ賞は、一風変わったコントロール風のデッキが受賞しました。(賞品はデュエルデッキ「Divine VS Demonic」でした!)基本はトークンを生成するスペルやクリーチャーで戦線を凌ぎつつ、《骨の粉砕》《祭壇の刈り取り》などの「コストに生け贄を要求するスペル」でアドバンテージを稼ぎます。有名な「レイコマハスク」コンボも実装しており、相手のクリーチャーをことごとく除去していきます。
フィニッシャーには《怒りの具象化》が採用されています。「上陸」により継続的にフィニッシャーを生成できるなかなかいぶし銀のカードです。擬似的にクリーチャーの枚数を増やせるため、上記の生け贄系スペルのコストに補填できるのも無視できないメリットです。
一見動きが分かりづらいため、一発勝負のUC杯という場所ではオリジナリティがアドバンテージとなったようです。既存の発想にとらわれない柔軟さが大事であることに気付かされます。
次回以降の開催予定は未定ですが、皆さんからのリクエストに合わせて継続的に開催していければと思います。またのご参加をお待ちしております!
スイスドロー4回戦の結果、カワマタ ノリオさんが優勝に輝きました。おめでとうございます!
下記にデッキリストを掲載させていただきます。
次回開催予定は未定ですが、次回の参加もお待ちしております!
【優勝】カワマタ ノリオ「不適切なデッキ名がありましたことを深くお詫び申し上げます」(白黒「人間」アグロ)
土地 21
4《進化する未開地/Evolving Wilds》
4《放棄された聖域/Forsaken Sanctuary》
9《平地/Plains》
4《沼/Swamp》
クリーチャー 25
4《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》
4《町のゴシップ屋/Town Gossipmonger》
2《フェリダーの仔/Felidar Cub》
4《オリヴィアの血誓い/Olivia’s Bloodsworn》
3《物静かな使用人/Serene Steward》
4《血に呪われた騎士/Blood-Cursed Knight》
4《ドラーナの使者/Drana’s Emissary》
その他 14
4《グリフの加護/Gryff’s Boon》
2《絹包み/Silkwrap》
1《究極の価格/Ultimate Price》
3《停滞の罠/Stasis Snare》
4《エメリアへの撤退/Retreat to Emeria》
サイドボード 15
2《フェリダーの仔/Felidar Cub》
1《吸血の儀式/Vampiric Rites》
2《ハグラへの撤退/Retreat to Hagra》
2《強迫/Duress》
2《正義のうねり/Surge of Righteousness》
2《自傷疵/Self-Inflicted Wound》
2《精神背信/Transgress the Mind》
2《骨読み/Read the Bones》
この日○○歳の誕生日を迎えたカワマタさんが見事全勝優勝(しかも前マッチすべて2タテ、Game Win Percentageが100%)を勝ち取りました。恒例の優勝者インタビューを敢行してきました。
——優勝おめでとうございます。圧倒的な戦績でしたね。あと、お誕生日おめでとうございます!!
「ありがとうございます。よく出来過ぎましたね。誕生日プレゼントとしてちょっとした神風が吹いてたのかなと(笑)」
——今回はどうしてこういったデッキになったんですか?
「基本、白系のアグロデッキが好きなんです。でも、この環境だと《地下墓地の選別者》がとにかく強いので、地上戦は厳しいと予想していました。飛行戦力で殴るデッキにしようと思って、好きなカードでもある《ドラーナの使者》と《エメリアへの撤退》を軸にデッキを組み立てました」
——実際に使ってみてどうでしたか?
「まさか同型と当たるとは思っていませんでしたが、大体デッキの感触もよく、思った通りの動きをしてくれました。メインデッキに関してはほとんど不満はないです」
——特に活躍したカードを教えてください。
「うーん、《グリフの加護》と、やっぱり《エメリアへの撤退》ですね。序盤から中盤にかけてうまくさばかれてしまっても、この2枚があればトークン生成→2/1飛行でアタック、という動きが継続的にできるので、リカバリーが楽にできたのが大きいと思います」
——逆に不要だと思ったカードや、サイドボードについてはどうでしょうか?
「メインは……そうですね、《町のゴシップ屋》があまり活躍しなかったので、他の候補があったかもしれません。それも大きく不満はなかったです。逆にサイドボードは反省が多くて、まず《正義のうねり》は要らなかったですね。赤いデッキもほとんどいなくて、大体落としたいのが相手の《ズーラポートの殺し屋》とか《カラストリアの癒し手》なので、単純に《死の重み》でよかったです。あと、《強迫》もこのデッキだと他のカードのほうがよかったように思います」
——さて、そろそろ「異界月」が発売されますが、また同じようなデッキで出ていただけそうですか?
「まだカードをよく把握してないので何とも言えないんですが、メタ的にこの手のデッキがよさそうなら選択する可能性はありますね」
——次回も頑張ってください。ありがとうございました!
【準優勝】タキタ タケシ「私たちのリーダーは、TKHSです。勘違いしないでください。」(緑黒ハスク)
土地 23
4《進化する未開地/Evolving Wilds》
4《穢れた果樹園/Foul Orchard》
1《ならず者の道/Rogue’s Passage》
8《森/Forest》
6《沼/Swamp》
クリーチャー 31
4《膨れ鞘/Blisterpod》
4《壌土のドライアド/Loam Dryad》
4《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
4《薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter》
4《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat》
4《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》
2《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》
4《地下墓地の選別者/Catacomb Sifter》
1《タジュールの戦呼び/Tajuru Warcaller》
その他 6
4《死の重み/Dead Weight》
2《ウルヴェンワルドの謎/Ulvenwald Mysteries》
サイドボード 15
1《苛性イモムシ/Caustic Caterpillar》
2《ナッターノールズの隠遁者/Hermit of the Natterknolls》
2《血統の観察者/Brood Monitor》
3《強迫/Duress》
2《究極の価格/Ultimate Price》
2《知恵の拝借/Pick the Brain》
3《鞭打つ触手/Flaying Tendrils》
準優勝は、《謎の石の儀式》デッキのUC杯バージョンです。基本的には《ズーラポートの殺し屋》《ナントゥーコの鞘虫》コンボで、スタンダード構築同様《薄暮見の徴募兵》&《地下墓地の選別者》がサポートします。変化球として《ウルヴェンワルドの謎》を採用しており、息切れ防止とトークン生成による追加ドレインを実現しています。
除去を《死の重み》4枚とシンプルにまとめ、とにかく軽く動けるようにしてあります。とはいいつつアグロ系と比べ線が細くスローゲームが多くなるため、《鞭打つ触手》をサイドに3枚取るなど、線の細さをカバーしています。
【TOP4】ヨシナリ ショウ「ノリンシスターズ」(白黒「同盟者」ミッドレンジ)
土地 22
4《放棄された聖域/Forsaken Sanctuary》
9《平地/Plains》
9《沼/Swamp》
クリーチャー 27
2《絶壁の見張り/Cliffside Lookout》
1《オンドゥの戦僧侶/Ondu War Cleric》
4《物静かな使用人/Serene Steward》
4《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat》
4《カラストリアの癒し手/Kalastria Healer》
4《ドラーナの使者/Drana’s Emissary》
4《血に呪われた騎士/Blood-Cursed Knight》
4《岸壁安息所の吸血鬼/Cliffhaven Vampire》
その他 11
2《グリフの加護/Gryff’s Boon》
4《絹包み/Silkwrap》
2《停滞の罠/Stasis Snare》
1《骨読み/Read the Bones》
2《エメリアへの撤退/Retreat to Emeria》
サイドボード 15
3《フェリダーの仔/Felidar Cub》
1《焼尽の光/Searing Light》
3《強迫/Duress》
2《究極の価格/Ultimate Price》
2《異常な忍耐/Unnatural Endurance》
2《ハグラへの撤退/Retreat to Hagra》
2《荒廃した湿原/Blighted Fen》
TOP4にも白黒デッキが登場しましたが、こちらは「同盟者」シナジーに主軸を置いています。カワマタさんのインタビューにもありましたが、「地上戦力で殴って勝つ」というプランだけでは勝ちきれない、ということは皆さんが感じていたようです。
このデッキは飛行クリーチャーを多めに用意し、《物静かな使用人》でその打点を補強しながら戦うプランを採用しつつ、《ズーラポートの殺し屋》《カラストリアの癒し手》《ドラーナの使者》《岸壁安息所の吸血鬼》というドレイン部隊で吸い殺す、というプランBを用意しています。サイドボードの《ハグラへの撤退》も活躍したようです。
【TOP4】タカハシ ノリアキ「(デッキ名未記入)」(青緑「狼男」アグロ)
土地 25
4《進化する未開地/Evolving Wilds》
1《森林地の小川/Woodland Stream》
1《ならず者の道/Rogue’s Passage》
11《森/Forest》
8《島/Island》
クリーチャー 23
4《薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter》
2《内陸の木こり/Hinterland Logger》
4《ラムホルトの平和主義者/Lambholt Pacifist》
4《森林群れの狼/Timberpack Wolf》
4《跳ねる混成体/Bounding Krasis》
3《虚空を継ぐもの/Void Grafter》
2《孤独な狩人/Solitary Hunter》
その他 12
2《忘れられていた家宝/Neglected Heirloom》
3《月夜の狩り/Moonlight Hunt》
4《吠え群れの復活/Howlpack Resurgence》
3《呪文萎れ/Spell Shrivel》
サイドボード 15
3《苛性イモムシ/Caustic Caterpillar》
2《ナッターノールズの隠遁者/Hermit of the Natterknolls》
3《網投げ蜘蛛/Netcaster Spider》
3《否認/Negate》
3《継続する調査/Ongoing Investigation》
1《鈍化する脈動/Dampening Pulse》
「イニストラードを覆う影」のフィーチャー部族である狼男。赤と緑に多くいる狼男ですが、タカハシさんのデッキは青緑という選択になっています。青緑にすることによって、《跳ねる混成体》《虚空を継ぐもの》という「瞬速」持ちクリーチャーを採用することが可能になっています。
これらは狼男の「変身」条件を達成するのに非常に相性がよく、またクリーチャーを守ったりすることもできるなど器用な働きをこなします。また、打ち消し呪文を構えることもできるため、《呪文萎れ》が採用されています。
サイドボードの《継続する調査》を採用できるのも大きいところです。息切れを防ぎ、またすれ違いのライフレースを有利にすることができますが、設置が軽いため今後の活躍が期待されます。
【☆デッキ賞】オオサワ ヨシキ「人の力を借りるマン」(赤黒ハスクコントロール)
土地 24
4《進化する未開地/Evolving Wilds》
9《沼/Swamp》
11《山/Mountain》
クリーチャー 12
3《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》
3《飛行機械技師/Thopter Engineer》
4《怒りの具象化/Embodiment of Fury》
2《溶滓のへリオン/Cinder Hellion》
その他 24
3《骨の粉砕/Bone Splinters》
3《精神背信/Transgress the Mind》
3《究極の価格/Ultimate Price》
1《祭壇の刈り取り/Altar’s Reap》
4《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》
1《焙り焼き/Roast》
1《苦しめる声/Tormenting Voice》
1《残虐無道の猛火/Ravaging Blaze》
3《骨読み/Read the Bones》
4《反逆の行動/Act of Treason》
1《ヴァラクートへの撤退/Retreat to Valakut》
サイドボード 15
1《死の重み/Dead Weight》
4《強迫/Duress》
3《タイタンの力/Titan’s Strength》
1《究極の価格/Ultimate Price》
1《苦しめる声/Tormenting Voice》
3《粉々/Smash to Smithereens》
2《焙り焼き/Roast》
デッキ賞は、一風変わったコントロール風のデッキが受賞しました。(賞品はデュエルデッキ「Divine VS Demonic」でした!)基本はトークンを生成するスペルやクリーチャーで戦線を凌ぎつつ、《骨の粉砕》《祭壇の刈り取り》などの「コストに生け贄を要求するスペル」でアドバンテージを稼ぎます。有名な「レイコマハスク」コンボも実装しており、相手のクリーチャーをことごとく除去していきます。
フィニッシャーには《怒りの具象化》が採用されています。「上陸」により継続的にフィニッシャーを生成できるなかなかいぶし銀のカードです。擬似的にクリーチャーの枚数を増やせるため、上記の生け贄系スペルのコストに補填できるのも無視できないメリットです。
一見動きが分かりづらいため、一発勝負のUC杯という場所ではオリジナリティがアドバンテージとなったようです。既存の発想にとらわれない柔軟さが大事であることに気付かされます。
次回以降の開催予定は未定ですが、皆さんからのリクエストに合わせて継続的に開催していければと思います。またのご参加をお待ちしております!
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