《スレイベンの検査官》他主要パーツを失って大きく弱体化することが予測された新環境のMardu Vehicles。意外と戦えることがわかりましたが、正直、デッキパーツ選択の正解がわからない状態です。どのアプローチが正解なのか、今までの情報をもとに考えてみます。
【1.ベースとなるカードと選択肢】
まず、Mardu Vehiclesの根幹をなすカード(「大体」積まれるカード)を挙げておきます。
その「残り30枚」をどう選ぶのか? いくつかのアプローチがあります。
【2.アプローチと主要カード】
Mardu Vehiclesいくつかの異なるアプローチがあります。
(1)Ramunap Redベース
体感的に、Ramunap Redに《キランの真意号》《屑鉄場のたかり屋》《無許可の分解》を加えたアプローチが一番多いように感じます。Ramunap Redがベースですが、ファストランドを8枚使えるため《模範的な造り手》を4枚入れても事故が起きにくいのが特徴です。
一番アグレッシブなプランで、マナカーブを低めに抑えて《ハゾレト》の打点を生かした攻撃力が持ち味です。火力を中心に構成して、手札の
(2)従来のMardu Vehiclesベース
従来のMardu Vehiclesから、検査官+ギデオンのパッケージをそのまま別のパーツに移行したアプローチも多く見られます。
以前の必須パーツだった《スレイベンの検査官》は、代わりに《ボーマットの急使》を用いるのが一般的ですが、枚数は少なめに抑えられています。ギデオン枠は《試練に臨むギデオン》をそのまま採用しているリストが多く、4枚積みも珍しくありません。
(3)ミッドレンジシフト型
最近のリストに多い型です。よりミッドレンジかつ前のめりなカード選択に寄せています。
より1体1体の打点にこだわった構成で、3マナ域に《アムムトの永遠衆》を採用するリストもあるなど、速度が落ちる代わりに継戦能力の高く、多角的な攻めと対処しづらいカードの多さで勝負します。
機体は《キラン》4枚、場合により《霊気圏の収集艇》1枚程度。3マナ域に《遺跡の略奪者》や《アムムトの永遠衆》が多く、4マナ域は《ハゾレト》。黒マナ捻出量が多く、除去は《致命的な一押し》がメインです。
【3.パーツ早見表】
アプローチはいくつかありますが、「どのデッキに勝ちたいか」を想定することが大事だと思います。ApproachやU/B Controlに勝ちたいなら早めのプラン、Temur Energyに勝ちたいなら飛行戦力の増強、Ramunap Redに勝ちたいなら軽量除去の増量、などです。
使われているパーツを用途別に書き出しました。この中から17〜19枚を選び、残りを土地にします。なお、土地の適正枚数は(個人的な経験に基づくと)サイクリングランド2枚を含んだ24枚か、サイクリングランド3枚を含んだ25枚です。ただし、砂漠を採用した場合はこの限りではありません。
とりあえず今日はここまで。続きはまた次回まとめます。
【1.ベースとなるカードと選択肢】
まず、Mardu Vehiclesの根幹をなすカード(「大体」積まれるカード)を挙げておきます。
土地 12残り30枚(土地11〜13枚、スペル17〜19枚)をどう選択するかによってデッキの方向性が変わります。よほどのことがない限り、上記の数を変えることはないでしょう。
4《感動的な眺望所》/4《秘密の中庭》/4《産業の塔》
クリーチャー 10
4《模範的な造り手》/4《屑鉄場のたかり屋》/2《ピア・ナラー》
その他 8
4《キランの真意号》/4《無許可の分解》
計30枚
その「残り30枚」をどう選ぶのか? いくつかのアプローチがあります。
【2.アプローチと主要カード】
Mardu Vehiclesいくつかの異なるアプローチがあります。
(1)Ramunap Redベース
体感的に、Ramunap Redに《キランの真意号》《屑鉄場のたかり屋》《無許可の分解》を加えたアプローチが一番多いように感じます。Ramunap Redがベースですが、ファストランドを8枚使えるため《模範的な造り手》を4枚入れても事故が起きにくいのが特徴です。
一番アグレッシブなプランで、マナカーブを低めに抑えて《ハゾレト》の打点を生かした攻撃力が持ち味です。火力を中心に構成して、手札の
特徴
・一番アグレッシブなプラン、マナカーブ低め
・Ramunap Redに使用感が近く、より多角的な攻めが可能
・赤対策がそのまま刺さる
採用カード
(2マナ域)《経験豊富な操縦者》
(3マナ域)《アン一門の壊し屋》《ピア・ナラー》
(除去)《ショック》《稲妻の一撃》
(高マナ域)《熱烈の神ハゾレト》
(2)従来のMardu Vehiclesベース
従来のMardu Vehiclesから、検査官+ギデオンのパッケージをそのまま別のパーツに移行したアプローチも多く見られます。
以前の必須パーツだった《スレイベンの検査官》は、代わりに《ボーマットの急使》を用いるのが一般的ですが、枚数は少なめに抑えられています。ギデオン枠は《試練に臨むギデオン》をそのまま採用しているリストが多く、4枚積みも珍しくありません。
特徴
・環境的に止まりづらい飛行戦力で押し込む
・サイドボードはコントロールプランが多い
・序盤の防御力に難がある
採用カード
(2マナ域)《栄光半ばの修練者》《歩行バリスタ》
(3マナ域)《ピア・ナラー》《霊気圏の収集艇》《試練に臨むギデオン》
(除去)《稲妻の一撃》(《致命的な一押し》も)
(高マナ域)《反逆の先導者、チャンドラ》《栄光をもたらすもの》
(3)ミッドレンジシフト型
最近のリストに多い型です。よりミッドレンジかつ前のめりなカード選択に寄せています。
より1体1体の打点にこだわった構成で、3マナ域に《アムムトの永遠衆》を採用するリストもあるなど、速度が落ちる代わりに継戦能力の高く、多角的な攻めと対処しづらいカードの多さで勝負します。
機体は《キラン》4枚、場合により《霊気圏の収集艇》1枚程度。3マナ域に《遺跡の略奪者》や《アムムトの永遠衆》が多く、4マナ域は《ハゾレト》。黒マナ捻出量が多く、除去は《致命的な一押し》がメインです。
特徴
・速度を落とし打点を上げたミッドレンジ型
・豊富な除去で相手に合わせたゲームプランを組み立てる
・機体特有の「速さ」のあるプランが組み立てにくい
採用カード
(2マナ域)《歩行バリスタ》(空きスロットは各種除去に充てる)
(3マナ域)《遺跡の略奪者》《アムムトの永遠衆》
(除去)《致命的な一押し》
(高マナ域)《反逆の先導者、チャンドラ》《栄光をもたらすもの》《領事の旗艦、スカイソブリン》
【3.パーツ早見表】
アプローチはいくつかありますが、「どのデッキに勝ちたいか」を想定することが大事だと思います。ApproachやU/B Controlに勝ちたいなら早めのプラン、Temur Energyに勝ちたいなら飛行戦力の増強、Ramunap Redに勝ちたいなら軽量除去の増量、などです。
使われているパーツを用途別に書き出しました。この中から17〜19枚を選び、残りを土地にします。なお、土地の適正枚数は(個人的な経験に基づくと)サイクリングランド2枚を含んだ24枚か、サイクリングランド3枚を含んだ25枚です。ただし、砂漠を採用した場合はこの限りではありません。
1〜2マナ域 6〜10枚
・《ボーマットの急使》:貴重な1マナアーティファクトカウント。ただしRamunap Redのような働きはできない。
・《発明家の見習い》:タフ3がとにかく偉い。キランに乗れないので《霊気圏の収集艇》を採用できるデッキ専用?
・《損魂魔道士》:キランで果敢が誘発するのは偉い気がする。それだけ。
・《経験豊富な操縦者》:順当に強いが、序盤のマナベースに著しい負担をかける。分解以外の黒いカードを採用しないならOK。
・《栄光半ばの修練者》:マナベースに負担をかけづらい2マナのパワー3持ち。ライフ損失を補填できる。
・《歩行バリスタ》:アーティファクトカウント。同型対決、対Ramunap Redにはとても強い。
3マナ域 3〜5枚
・3枚目の《ピア・ナラー》:多分腐らない。というか生き残る盤面は大体勝ってる。
・《アン一門の壊し屋》:前のめりに行くなら。機体がなくても強い。
・《遺跡の略奪者》:アド取りたいなら。意外と死なないがダメージもそこそこ入る。
・《アムムトの永遠衆》:機体に頼らない打点の持ち主。クリーチャー環境でこそ輝く。
・《試練に臨むギデオン》:2Tキランからのブン回り要因。下手するとこの2枚だけで勝てる。
・《霊気圏の収集艇》:ライフゲイン、3/5飛行と環境的にとても強い。出したターンの隙が大きく、テンポを損ないやすい。
・《耕作機の荷馬車》:サイズ、能力共に申し分なし。ただし飛んでいない。
4〜5マナ域 3〜5枚
・《熱烈の神ハゾレト》:機体シナジーはないが除去耐性が高く打点も高い。チャンプブロックに弱い。
・《反逆の先導者、チャンドラ》:順当に強い。環境的に生き残りづらいのが玉に瑕だが、キランで守れる。
・《栄光をもたらすもの》:貴重な追加航空戦力。クリーチャーデッキには無類の強さだが、とにかく重い。
除去 4〜6枚
・《致命的な一押し》:基本除去。TemurやSultaiに対しても裏目がないが、以前よりずっと紛争しづらいので基本は2マナ以下の処理カード。Ramunap RedやTemur Energyでは大活躍。
・《マグマのしぶき》:実はそんなに打ち所が多くない。対赤単サイドも《チャンドラの敗北》優先かも。
・《ショック》:本体に飛ぶが、蛇と牙長獣を見ると泣きたくなる。
・《稲妻の一撃》:基本火力。あまり裏目はないし、最悪本体やPWに飛ばせるので腐らない。デッキ構成やマッチアップによってはやや重く感じる。
・《削剥》:同型やGiftをメタるならメインからでもOK。オススメはしない。
・《大災厄》:ハンデスを兼ねるため、とにかく丸い。ハイドラやハゾレトを殺せる数少ない3マナ除去。分解とマナ域がかぶるので手札にダブつきやすい。
・《排斥》:流石にメインでは重い。入れるならサイドに。
・《ヴラスカの排除》:相手が《排斥》を使うデッキだと《排斥》より価値が上がる。まぁサイドが無難。
・《イフニルの死界》:黒マナを多く要求しすぎて起動が難しい。1枚なら。
とりあえず今日はここまで。続きはまた次回まとめます。
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