Round 1 H(4C Soulflayer)VS C(Living End)

【Game 1】
 Hの先手でゲームが始まると、Cが《砂漠セロドン》のサイクリング、Hが《信仰なき物あさり》からの《森の女人像》《未練ある魂》ディスカードによって両者のデッキが早々に判明する。
 この時点でCは「魂剥ぎか……」と苦い顔。二人のデッキはそれぞれCが《死せる生》、Hが《魂剥ぎ》であることは明白だが、相手のデッキに《原初の夜明け、ゼタルパ》が入っていることはほぼ確実で、《死せる生》の解決前に墓地に置かれてしまうと、相手の戦場に《原初の夜明け、ゼタルパ》が出てしまい、突破不可能になってしまう。つまり、非常に相性が悪い相手となる。

 Cは最初こそサイクリングで引き込みを始めたものの最初の1回のみで止まってしまい、致死量のクリーチャーを墓地に送り込めない状況に。ならばと《大爆発の魔道士》《内にいる獣》で相手の土地を攻めていくが、2枚目の《信仰なき物あさり》を引き込んでいたHは《忌まわしい回収》も含めて土地を手に入れ、順調に墓地を肥やしていく。
 過程で手に入れたビーストトークン、そして《未練ある魂》フラッシュバックのトークンも攻勢に加え、少しずつCのライフを削っていく。

 Cもサイクリングを再開し、墓地を肥やしていくが、「続唱」を打つ気配がない。ライフが一桁になり、《大爆発の魔道士》に加え《猿人の指導霊》までブロックに差し出しているのを見ると、引き込んでいないのか。何回かのアタックのあと、ついにライフは2まで落とし込まれる。
 しかし攻め手を追加できないHは《信仰なき物あさり》フラッシュバックからついに《原初の夜明け、ゼタルパ》をディスカード。さらにライブラリーを《忌まわしい回収》で掘り下げていくが、対応してCが《フェアリーの忌み者》で墓地の《ゼタルパ》《女人像》を追放、《魂剥ぎ》の着地を許さない。解決後に墓地に送られたのは《魂剥ぎ》《森の女人像》。

 しかし、手に入れた《才気ある霊基体》を送り込むと、この攻防でついにHがフルタップ。ライフが残りわずかのCが、インスタントスピードのディスカードがないことを確認すると、2枚のサイクリングを挟み、唱えたのは、ようやく手に入れた《悪魔の戦慄》。

 戦場を一層し、一気に戦場に現れた40点近いクロックは、相手のクリーチャーでは止まりきらず、一瞬でHのライフを削りきった。


【Game 2】
 Hは《草むした墓》タップインから、2ターン目《才気ある霊基体》という静かな立ち上がり。マリガンを選択したCはサイクリングを行わず3T《大爆発の魔道士》と、こちらもゆっくりとした立ち上がり。逡巡の上、即起動はせず、ブロッカーとして立たせながら相手の色マナの様子を見ることに。

 しかし、このミスが致命傷になる。4Tに追加の土地を置いたHは《ゲトの裏切り者、カリタス》。墓地を追放する能力を持った吸血鬼の着地を許してしまう。戦場に出るのに対応して《大爆発の魔道士》で土地を破壊するも、相手に5点の絆魂クロックが生まれてしまう。Cのミスにより戦局は大きくH有利に。

 Cは4T《殺戮遊戯》。もっとも大きい負け筋である《原初の夜明け、ゼタルパ》を追放するも、相手の手札に《未練ある魂》があることも判明。
 Hは2体のアタック後に《信仰なき物あさり》からの《未練ある魂》フラッシュバックでスピリットトークンを加え、攻撃の手を緩めない。

 Cは必死にサイクリングを進め、《カリタス》を《内にいる獣》で処理し追加の《大爆発の魔道士》や《フェアリーの忌み者》で延命を測り《死せる生》での逆転にかけるものの、「続唱」を引き込めないまま《死せる生》の2枚目が手札に来た時点で投了した。


【Game 3】
 ここでHがダブルマリガン。しかし占術で手に入れた《信仰なき物あさり》から、《未練ある魂》を墓地に送り込みながら追加の《信仰なき物あさり》を手に入れ、スピリットトークンを生成する快調な滑り出し。
 一方のCも《遺棄地の恐怖》サイクリングから少しずつ墓地を肥やすが、お互いの動きが一瞬、止まる。Hのストップはどうやら意図的なもので、《忌まわしい回収》を構え合う動きのようだ。
 しかし、Hは次のターンに《ロッテスのトロール》を追加。ディスカードをいつでも行える、つまり手札の《ゼタルパ》を墓地にいつでも送りこめる状況に持っていきながら、相手のライフを少しずつ削っていく。

 ここでCは相手の手札枚数を確認、相手のハンドは2枚。ならばとCは《通りの悪霊》3枚サイクリングと、ライフを犠牲にして一気に墓地を肥やすと、手札を確認しながら、満を辞して《悪魔の戦慄》。
 これには予定調和の《忌まわしい回収》が飛んでくるが、解決後と《ロッテスのトロール》の能力で墓地に落ちた《ゼタルパ》《カリタス》を《フェアリーの忌み者》で追放。
 戦場には《通りの悪霊》3体、《イフニルの魔神》《遺棄地の恐怖》《フェアリーの忌み者》が現れる。一方のHの戦場には《森の女人像》2体と《才気ある霊基体》《ロッテスのトロール》が戦場に出た。

 相手のライフは少ないがマナフラッド気味で攻め手に欠けるHは、墓地の《信仰なき物あさり》をフラッシュバックして解決策を探しにいくも、《イフニルの魔神》の能力を加味すると単純に《未練ある魂》を追加すると裏目の可能性が高い。《ロッテスのトロール》を加えて戦線を維持しようとした。

 しかしHの戦場には《草むした墓》が。

 そう、《通りの悪霊》の沼渡りにより、《森の女人像》がブロッカーとして機能しない。そのまま全軍の攻撃によりHのライフは2に。Cは《猿人の指導霊》《大爆発の魔道士》をブロッカーとして追加、返しの攻撃をケア。
 Hは一応墓地を掘り進めて、《ゼタルパ》《才気ある霊基体》の能力を持った《魂剥ぎ》ブロッカーに立たせてみたが、Cの《通りの悪霊》のみの総攻撃により敢え無く散った。

 ◯C(2−1)×H

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