https://www.channelfireball.com/articles/winners-and-losers-of-the-deathrite-shaman-and-gitaxian-probe-bans-in-legacy/
 同じくChannel Fireballから上記記事の拙訳です。ご参考までに。
 
 
 
 
 
勝者と敗者――《死儀礼のシャーマン》と《ギタクシア派の調査》のレガシー禁止を受けて
By Paulo Vitor Damo da Rosa // 2 Jul, 2018

 今日イアン・デュークから、レガシーにおける《ギタクシア派の調査》《死儀礼のシャーマン》の禁止が発表されました。この禁止による彼の推察は正しいと感じるので、私は(今回の禁止に関する)意見を述べる代わりに、今回の禁止改訂がレガシーにどういう意味を持つのか、その影響について議論したいと思います。
 レガシーは複雑なフォーマットで、《死儀礼のシャーマン》《ギタクシア派の調査》という2つの大きなパーツを失ったことは、今後が予測不可能なバタフライ・エフェクトを引き起こすでしょう。人々の反応は賛否両論ありますが、私は直感的に、どのデッキが良くなったり、悪くなったりするかをここに記します。


【勝者:リアニメイト】
 レガシーのリアニメイトは通例、黒赤と青黒の2パターンが存在します。手始めに、MO上で多くの勝利を収めているEuladonの黒赤リアニメイトのリストを見てみましょう。
Black-Red Reanimator
Lands
3《沼/Swamp》
3《Badlands》
1《Bayou》
3《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》

creatures
4《別館の大長/Chancellor of the Annex》
1《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
1《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》
4《グリセルブランド/Griselbrand》

spells
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4《動く死体/Animate Dead》
4《納墓/Entomb》
4《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4《死体発掘/Exhume》
4《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
4《再活性/Reanimate》
4《暴露/Unmask》

sideboard
2《古えの遺恨/Ancient Grudge》
1《忍耐の元型/Archetype of Endurance》
2《強迫/Duress》
3《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
1《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
2《月の大魔術師/Magus of the Moon》
4《恭しき沈黙/Reverent Silence》


 黒赤リアニメイトはいわば「ガラスの大砲」です。余計な回避行動を取らずに、相手の《死儀礼のシャーマン》の召喚酔いが解ける前にゲームに勝つ、対処時間を与えないことでゲームに勝利するデッキです。もし《死儀礼のシャーマン》を出した相手にアンタップ・フェイズを与えてしまったなら、取るべき行動はどちらかです。
 ①頑張って、同一ターンに2体のクリーチャーを釣る
 ②2枚のクリーチャー・カードを墓地に落とし込んだ後に《死体発掘》を解決する(この呪文は対象を取らないため、追放されなかったほうのクリーチャーを釣ることができる)
 とはいえ、もし《死儀礼》が2ターン以上機能してしまえば、勝つのは難しいでしょう。

 すべてにおいて、《死儀礼のシャーマン》だけがこのデッキを負かしたのではありません。《意思の力》やサイドボードカードによっても負けてしまいます。相手が《死儀礼のシャーマン》の他に対抗手段を持たなければ、得てしてリアニメイトは勝つことができるでしょう。問題は、《死儀礼のシャーマン》の存在そのものが墓地活用という扉を閉めてしまったことなのです。《目くらまし》や《意思の力》で最初のリアニメイト呪文を妨害されると、その間に《死儀礼》で勝ち目を失ってしまうのです。《死儀礼のシャーマン》がなければ、リアニメイト呪文を1回唱えた後、2ターン後に別のスペルを唱えればいいわけです。要するに「コンボ前に《死儀礼のシャーマン》の召喚酔いが解ければ勝てる」という条件が「コンボ前にゲームに勝つ」に変わります。はるかに難しい条件になりますね。

 《死儀礼》禁止によってこのデッキのサイドボード戦略も変わります。例えば、青いデッキに対して《渋面の溶岩使い》を持ってくる必要はもはやありません。サイドボードに《渋面の溶岩使い》が不要になるかもしれませんね。

 さて、《死儀礼のシャーマン》の存在によって、青黒カラーのリアニメイトは基本的に死滅していました。このデッキは《渦巻く知識》や打ち消し呪文、そして《実物提示教育》によって墓地対策に対抗できるため、黒赤版よりずっと一貫性、弾力性がありますが、《死儀礼のシャーマン》の召喚酔いが解ける前に確実に勝つ方法はありませんでした。

 Lampionsのサンプルリストを見てみましょう。
Blue-Black Reanimator
lands
1《沼/Swamp》
1《島/Island》
2《Badlands》
3《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
1《Scrubland》
3《Underground Sea》
creatures
1《灰燼の乗り手/Ashen Rider》
1《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
1《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》
4《グリセルブランド/Griselbrand》

spells
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《入念な研究/Careful Study》
4《目くらまし/Daze》
4《納墓/Entomb》
4《死体発掘/Exhume》
4《意志の力/Force of Will》
4《再活性/Reanimate》
1《実物提示教育/Show and Tell》
4《思考囲い/Thoughtseize》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1《真髄の針/Pithing Needle》


 これは長期戦を見込んだ構築で、こういった方向性なら妨害と墓地肥やしを兼ねる《集団的蛮行》のようなカードも上手く使いこなすことができます。(とはいえ、もう《死儀礼》を殺す必要はないんですが)

 ここで、リアニメイトに関する忠告をひとつ。これからはメインデッキからの対策をされることはありませんが、その分サイドボードからの対策は多くなるでしょう。これまでは入って1~2枚だった墓地対策が、3~4枚に増量されます。黒赤版だと《死儀礼のシャーマン》を乗り越えるより大変になるかもしれません。
 
 
 
【敗者:グリクシスデルバー】
 まぁ、やむなし。。。グリクシスデルバーは今回禁止の2枚をどちらも使っていました。
 《ギタクシア派の調査》は土地カウントを減らしてくれるだけでなく、《若き紅蓮術士》のスペルカウント、《グルマグのアンコウ》の餌、そして《秘密を掘り下げる者》の変身条件として重要な役割を担っていました。《死儀礼》《ギタ調》抜きでは、おそらく土地を追加で2~3枚入れないと回りませんが、グリクシスデルバーとしては不要なものです。

 少なくともグリクシスデルバーは、現行の形では存在し得ないでしょう。赤を使う優位(=《ギタ調》と《若き紅蓮術士》の組み合わせ)が減り、(固定スロットだった)赤の部分のコストが上がります。同じようなことが黒にも言えて、《死儀礼》と《アンコウ》が使いづらくなります。デルバー系デッキはまだまだ活躍できると思いますが、2色のものが主流になるでしょう。
 
 
 
【敗者:4Cチェコパイル(4Cレオヴォルド)】
 チェコパイルは《ギタ調》こそ入っていないものの、《死儀礼のシャーマン》禁止で著しく弱体化します。《コラガンの命令》と《瞬唱の魔導士》を使う、という構成は《死儀礼のシャーマン》のマナ供給によって成り立っていたからです。4色デッキを作るのは並大抵のことではなく、デッキの色要求が多く、ライフゲイン機能もある《死儀礼》に頼り過ぎていたのです。グリクシスデルバーのように再起不能とまではいきませんが、3色に絞るか、マナ供給を補填する別の方法を考えなければいけません。おそらく、《死儀礼のシャーマン》なしでは緑を足す利点が少ないため、グリクシスになるでしょう。
 
 
 
【勝者:《不毛の大地》と《リシャーダの港》】
 大体のデッキに《極楽鳥》が入っていればマナ否定戦略は無駄な努力になりますが、これ以後は使えません。マナクリ不在を補うためにもっと多くの土地をプレイしたとしても、テンポ面で優位に立てます。1ターン目《死儀礼のシャーマン》というアクションに対して《不毛の大地》をプレイすることは意味がありませんでしたが、《死儀礼》さえいなければ、マナ否定戦略を持つデッキはすべて良くなるでしょう。
 現在、もっともポピュラーな《不毛》《リシャポ》デッキは、白ウィニーとマナ否定戦略を合わせたデッキ、デス&タックスです。
 さて、MOの5-0リストを見てみましょう。
Death & Taxes
lands
12《平地/Plains》
3《カラカス/Karakas》
4《リシャーダの港/Rishadan Port》
4《不毛の大地/Wasteland》
creatures
4《ちらつき鬼火/Flickerwisp》
2《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》
4《ルーンの母/Mother of Runes》
2《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
2《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
1《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》
3《セラの報復者/Serra Avenger》
4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
4《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》

spells
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
1《殴打頭蓋/Batterskull》
1《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
sideboard
3《封じ込める僧侶/Containment Priest》
2《議会の採決/Council’s Judgment》
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
3《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
1《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
1《流刑への道/Path to Exile》
2《安らかなる眠り/Rest in Peace》
2《外科的摘出/Surgical Extraction》


 
 
 
【敗者:《死儀礼》と《不毛の大地》が同居したデッキ】
 グリクシスデルバーのことですが、BUGカラーの《真の名の宿敵》デッキもこれにあたります。《死儀礼のシャーマン》と《不毛の大地》を同時に使用するデッキです。自身で《不毛の大地》をプレイしても、自身の戦場に《極楽鳥》がいれば、ゲームプランを進めることができます。今ではそうはいきません。自ら前に進むか、相手を妨害するかの二者択一となります。《不毛の大地》を使用すること自体は優れていますが、《死儀礼》ありきの運用をしていたデッキにおいては悪手となるでしょう。
 
 
 
【勝者:墓地を使わない、脆いコンボデッキ】
 こういった「ガラスの大砲」系のコンボデッキは妨害に弱いのが常ですが、妨害系最強のデッキはデッキの8枚が禁止されました。たとえ禁止カードがこのマッチアップに大した影響を与えていないとしても(例えば《死儀礼》はベルチャー相手には何もしません)、グリクシスデルバーというデッキタイプが減少するという事実は、この手のコンボデッキに有利なメタゲームになると思います。
 MOでDawayneが使ったベルチャーを見てみましょう。
Belcher

lands
1《Taiga》
creatures
4《Elvish Spirit Guide》
4《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
4《ほくちの壁/Tinder Wall》
spells
4《燃え立つ願い/Burning Wish》
3《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4《土地譲渡/Land Grant》
4《炎の儀式/Rite of Flame》
4《捨て身の儀式/Desperate Ritual》
3《魔力変/Manamorphose》
1《発熱の儀式/Pyretic Ritual》
4《煮えたぎる歌/Seething Song》
4《金属モックス/Chrome Mox》
4《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》
4《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》

sideboard
1《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
1《稲妻の連鎖/Chain Lightning》
1《先細りの収益/Diminishing Returns》
1《ゴブリンの集中攻撃/Goblin War Strike》
1《外殻貫通/Hull Breach》
1《紅蓮地獄/Pyroclasm》
1《恭しき沈黙/Reverent Silence》
1《破壊放題/Shattering Spree》
1《テレミンの演技/Telemin Performance》
1《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
1《財宝発掘/Trash for Treasure》
4《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》

 
 
 
【優劣不明:ANT】
 ANTについては今回の禁止改訂が吉と出るか凶と出るか、なんとも言えません。Yamaroのサンプルリストを見てみましょう。
Storm

lands
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
1《Tropical Island》
3《Underground Sea》
1《Volcanic Island》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《沼/Swamp》
1《島/Island》
spells
3《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1《闇の誓願/Dark Petition》
2《強迫/Duress》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4《冥府の教示者/Infernal Tutor》
2《炎の中の過去/Past in Flames》
4《思案/Ponder》
2《定業/Preordain》
1《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
1《思考囲い/Thoughtseize》
1《むかつき/Ad Nauseam》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》

sideboard
2《突然の衰微/Abrupt Decay》
1《古えの遺恨/Ancient Grudge》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
1《残響する真実/Echoing Truth》
1《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
2《致命的な一押し/Fatal Push》
1《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1《地の封印/Ground Seal》
1《外科的摘出/Surgical Extraction》

 
 ストームにとって《死儀礼》禁止は大いなる福音です。リアニメイトのようなデッキと違い即座にゲームオーバーにはなりませんが、依然として鬱陶しいことこの上ありませんでした。《死儀礼》は《炎の中の過去》《陰謀団の儀式》(たまに使われる《炎の儀式》にも)によく効きます。また、妨害のためにマナを構えることも可能にしていました。例を挙げれば、対戦相手の1ターン目《死儀礼》→2ターン目《若き紅蓮術士》と動いた場合でも、相手は依然として《狼狽の嵐》や《呪文貫き》を構え続けることができます。これからは、妨害スペルを構え続ける限り、3ターン目まで2マナ域を展開できません。

 同時に、ANTには必ず《ギタクシア派の調査》が入っており、《陰謀団式療法》と素晴らしいシナジーを生み出していました。また、《思案》で詰み込んだ複数枚のカードを引いたり、《炎の中の過去》でさらにストームを稼いだり、という動きができました。《ギタクシア派の調査》なしでは、《炎の中の過去》を経由しないで20点の《苦悶の触手》を叩きこむことが難しくなるでしょう。

 とにかく、《死儀礼のシャーマン》を使っていたデッキに対しての立ち位置は良くなりますが、他のマッチアップ相手には明確に悪くなるでしょう。ANTは《ギタクシア派の調査》なしの環境に適応しなければならず、たとえば、《陰謀団式療法》を4枚の《強迫》に変え、1~2枚の追加土地と1~2枚のキャントリップ(3~4枚目の《定業》など)を加える必要がありそうです。そのためデッキは少し遅くなりますが、まだまだ生き残ることができるでしょう。
 
 
 
【敗者:土地単】
 《ギタクシア派の調査》を使うデッキとのマッチアップが悪く、墓地を使い、《不毛の大地》を持っていて、《死儀礼のシャーマン》を使わないデッキなので、土地単を敗者と位置付けるのはおかしいと思うかもしれません。一見、良くなったようにすら見えます。しかし、私はそうは思いません。
 
 土地単はデルバー系や4色デッキを食い物にしてきており、それらのデッキはこれから減少します。同時に、土地単が苦手にしていたデッキはデルバーが刈り取ってしまっていたので、そう言ったデッキ(ベルチャーのような)が解放されれば、土地単にとっては悪いニュースになります。
 
 その上、土地単は《死儀礼》に気をもんでいましたが、《死儀礼》禁止に伴い、その役割を補うカードがサイドボードから投入されることがとても気がかりです。墓地対策はより多くプレイされるようになり、その筆頭が《外科的摘出》で、土地単にはこのカードが劇的に刺さります。

 上記の理由により、土地単は悪いデッキではないにもかかわらず、以前より立ち位置が悪くなります。
 
 
 
【勝者:継続的な墓地利用戦略】
 最近のポッドキャストで、サム・ブラック閣下が「《死儀礼》のせいで、俺の大好きなゾンバードメントがプレイできないじゃないか!」と嘆いていました。今ならプレイできるよ! 墓地に継続的にリソースを展開することに頼るデッキは、1ターン目にタダ同然にシャットアウトができるカードの存在は目の上のたんこぶでした。Renerandrupのゾンバードメントのサンプルリストは次の通りです。

lands
3《沼/Swamp》
3《Badlands》
2《Bayou》
3《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
2《湿地の干潟/Marsh Flats》
2《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
3《汚染された三角州/Polluted Delta》
1《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》
creatures
4《恐血鬼/Bloodghast》
4《屍肉喰らい/Carrion Feeder》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
4《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4《墓所這い/Gravecrawler》
spells
4《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1《集団的蛮行/Collective Brutality》
4《納墓/Entomb》
3《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
3《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
1《稲妻/Lightning Bolt》
2《黄泉からの橋/Bridge from Below》
3《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》

sideboard
1《突然の衰微/Abrupt Decay》
1《古えの遺恨/Ancient Grudge》
1《Chains of Mephistopheles》
1《窒息/Choke》
1《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》
2《月の大魔術師/Magus of the Moon》
1《無のロッド/Null Rod》
1《真髄の針/Pithing Needle》
1《紅蓮破/Pyroblast》
1《紅蓮地獄/Pyroclasm》
2《アーボーグの報復/Urborg Justice》
2《外科的摘出/Surgical Extraction》
 
 このデッキにすら《死儀礼のシャーマン》が入っていたことは注目に値しますが、他のデッキからもいなくなるならこの取引は喜ぶべきでしょう。このデッキで何か別のカードに置き換えることは簡単です。《死儀礼》が世界から消えたことは、このデッキにとって喜ぶべきニュースです。
 
 
 
 
 
 さて、いろいろ話してきましたが、プレイヤーはこのフォーマットがフェアな環境になることを望んでいます。デルバーは大打撃を受け、《死儀礼》に依存していないかぎり、すべてのデッキはデルバーに対して強くなるでしょう。また、今回の禁止に適応するため、より土地を多く入れ、《外科的摘出》《虚空の力線》《封じ込める僧侶》といった墓地対策カードが多くプレイされるようになるでしょう。墓地利用系デッキは1戦目のイージーウィンが多くなりますが、この禁止の反応によっては、サイドボード後のゲームが難しくなる可能性があります。

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